著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年にデビュー。『東京湾臨海署安積班』シリーズ、『ST 警視庁科学特捜班』シリーズが好評。武道小説、伝奇小説なども幅広く手がける。06年『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞、08年『果断 隠蔽捜査(2)』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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absinthe
177
19歳のトップアイドルが理論物理学と哲学の天才で、アイドルしながら探偵まがいの活躍で業界のワルを懲らしめる。事件に謎が無い上に展開に捻りが無いからどこか一本調子なのだ。学者の顔も話とはほとんど関係ないし。軽く読めて展開が速いので好きな人は楽しめるのだろうか?今野さんにあまり美少女主人公は向いてなかったか。92年の作品らしい。色々なジャンルを試みていた時期なのかな。この設定だったら深町秋生さんあたりが捻りを効かせて描いてくれたかも。2021/10/28
はつばあば
70
面白いと云うべきか、今野さんのアイドル好きを鼻であしらうべきか・・。耳はBSの水戸黄門、目は天才アイドルの悪漢退治。ほんの少し前は「蛇行する月」の清美さんと会っておりました。昭和と平成の女の違いか・・。女に生まれた以上誰でもヒロインになりたい。本を読むにも夢をみたい。息抜きにピッタリ本。但し、同姓から見たら天才だけあって喰えん女かも。男性からみたらエンジェルだわ(^^♪2017/07/24
ウッディ
67
軽く読めるけど、あまり内容がない! アイドルが主人公のサスペンス。2016/10/25
あすなろ
67
今野氏の作品は、本当にキャラクター設定が上手い。古い作品の改題収録のようだが、そこは変わらない。いるかいないかのアイドルが主人公。漫画を読まない僕には、こういう軽い明瞭なタッチの作品の読書が時々必要。こんなアイドル、いないだろうけどいたら追っかけしてしまう⁈2014/12/27
くろにゃんこ
63
アイドルとしてデビューした美和子、実は博士号をとった天才少女だった。そんな彼女が芸能界に蔓延るクスリや、役をつける代わりに・・・的な男の身勝手な陰謀を暴く。短編で軽いのでサクサクっと読めますが、かなり物足りない(^_^;)何度か作者さんを確認してしまった(笑)2015/12/21