内容説明
女子大生・塚川亜由美はホテルのラウンジで緑川祐一郎という中年男性に、「僕を見張っていてくれ」と頼まれる。「誰かが見ていてくれないと、花嫁を殺してしまうかもしれない」と言うのだ。今日の挙式の花嫁は彼の元妻・みゆき。ある日彼女は手紙だけを残し、子供二人を連れて浮気相手のもとに去ったらしいのだが…。表題作ほか「花嫁リポーター街を行く」を収録。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。76年『幽霊列車』で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。80年『愛妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞を受賞。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
63
女子大生亜由美が主人公の花嫁2本立て。 花嫁リポータ街を行く 許されざる花嫁 花嫁リポータ街を行く は,花嫁がテレビの報告者で,結婚式で席を外す。 許されざる花嫁は,2度目の結婚で,3度目は元に戻る。 それぞれ,少しずつ伏線があり,3本の糸がからみあうように進む。 お手軽,お気軽,赤川次郎の作った物語。2013/07/06
おばけりんご
7
花嫁シリーズ第24作目。「許されざる花嫁」と「花嫁リポーター街を行く」の中編2作を収録しています。相変わらず、女子大生の亜由美とその飼い犬のドンファンが事件解決に大活躍です。刑事の殿永さんと友人の聡子も知恵を手を貸してくれます。今回は、2作とも芸能界が関わっているので、少し話が派手に感じます。個性的な亜由美の両親も出番が少なくて残念です。あの独特の会話のファンなので。時間がなくてもサクサクと読めるのがいいところです。続きが気になりますね。でも、いつまで亜由美は女子大学生でいるのかが気になります。2013/08/12
FK
6
時間の無いときに、さらっと読める本。シリーズ24と長く続いてます。2013/08/10
なかちん。
5
花嫁シリーズです。 相変わらずの安定感、今回もサクサク読めました。2013/06/25
Haruka
3
初めての赤川次郎さん。 想像してたよりもすごく読みやすくて面白かった! 私は猫派なので、次はホームズのシリーズを読みたいな(*^^*)2015/03/03