実業之日本社文庫<br> エール!〈1〉

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実業之日本社文庫
エール!〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 319p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408550985
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

旬の作家六人による、お仕事小説アンソロジーシリーズ第1弾。漫画家、通信講座講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツ・ライター、ツアー・コンダクター―六人の「働く」女性たちが、ときに悩み、へこみながら、自分らしい生き方を見つけていくさまを、気になる職業の裏側や豆知識も盛り込みながらいきいきと描ん。オール書き下ろし、文庫オリジナル企画。

著者等紹介

大崎梢[オオサキコズエ]
東京都生まれ。2006年、書店を舞台にしたミステリー『配達あかずきん』でデビュー

平山瑞穂[ヒラヤマミズホ]
1968年東京都生まれ。2004年、『ラス・マンチャス通信』で第16回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー

青井夏海[アオイナツミ]
千葉県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。1994年『スタジアム虹の事件簿』を自費出版して話題に(のちに商業ベースで刊行)

小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年北海道生まれ。2003年、第29回講談社メフィスト賞を受賞してデビュー

碧野圭[アオノケイ]
愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。2006年、ワーキングマザーをテーマにした『辞めない理由』でデビュー

近藤史恵[コンドウフミエ]
1969年大阪市生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。93年、『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞してデビュー。2008年『サクリファイス』で第10回大藪春彦賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masa@レビューお休み中

197
お仕事小説と言われると難しい内容なのではないかと思ってしまうのですが、これは読みやすかったですね。自分とは、まったく違うお仕事でも興味をもって読むことができるのです。しかも、書かれている作家さんが全員初読み作家さんだったというのも好奇心をくすぐりましたね。6つのお仕事と、6人の主人公たち。みんなどちらかというと、順風満帆ではなく、挫折したり、難題にぶち当たっていたり、格闘していたりと、さまざまな問題を抱えた人たちがでてきます。エリートではない、普通の人たちが主人公だから、共感することができるのでしょうね。2013/07/09

ハイク

178
働く独身女性への6つの短編応援歌である。仕事に一生懸命に取り組む主人公の姿勢に、男の私でさえ共感する。特に印象に残ったのは碧野さんのスポーツライターの話で、自分の仕事に取組む姿勢とそれと反する依頼との狭間で悩む。そして近藤さんのツアーコンダクターの話で、旅行のお客はいろいろな人がいるし、喜ばれて当たり前の世界で奮闘する。この本にはさまざまな仕事を知ることが出来、それに応じて女性悩みを浮き彫りにし、どのように対応するかを描く。読み終わると「私も頑張ろう」と読者を鼓舞する本でもあり、働く女性のお薦め本である。2015/02/10

シナモン

130
お仕事小説アンソロジー。漫画家、通信講座講師、プラネタリウム解説員、ディスプレイデザイナー、スポーツライター、ツアーコンダクター〜いろんな職業の裏側を知ることができて興味深かったです。近藤史恵さんのは「たまごの旅人」を思い出しました。どのお話も自分の気持ちに正直に頑張る姿が印象的。その姿勢にこちらも励まされ、明日もがんばろうって思えるような一冊でした。2022/05/04

財布にジャック

127
短編集だし、暇つぶしにと軽い気持ちで読んだのですが、どの物語も胸に響いてくるものがありました。働く女性が主人公で、仕事に悩みを抱える女性ばかりでした。特に平山さんは初読みでしたが「六畳ひと間のLA」では、もう少しで泣きそうになりました。どのお話も長編にして貰いたい程良かったです。仕事に行き詰った時に、このアンソロジーはお勧めです。2013/03/07

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

111
6人の人気作家が描く、働く女性を主人公にしたお仕事小説アンソロジー。出版業界を描いた大崎、碧野の両作品が個人的にはツボだったが、どの作品も、その職業ならではの問題にぶつかり、置かれた現状に心が折れそうになりながらも、自分らしく精いっぱい生きていこうと悩む女性たちの姿がじんわりと響いてくる良作ばかり。そんな彼女たちを応援しながら読んでいるうちに、いい年した自分の心も洗われ、明日への活力がほんのりとわいてくるのだから、まさにタイトル通りに「エール」を与えてくれる一冊。シリーズ化しているようなので続巻が楽しみ。2013/05/30

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