実業之日本社文庫<br> あのころの、

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実業之日本社文庫
あのころの、

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408550725
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

夢、あこがれ、自信。悲しみ、怒り、とまどい。不安、嫉妬、そして別れ。熱い注目を集める気鋭女性作家6人が、あのころ―女子高生時代―ならではのセンシティブな心模様、取り巻く情景を鮮烈に紡が出す。いまを全力で駆け抜ける現役女子高校生と、かつて女子高生だったすべての大人の女性たちに贈る、珠玉の青春アンソロジー。

著者等紹介

窪美澄[クボミスミ]
1965年東京都稲城市生まれ。2009年、「ミクマリ」で第8回女による女のためのR‐18文学賞大賞を受賞してデビュー。2010年に刊行した受賞作を含む短編集『ふがいない僕は空を見た』は圧倒的な筆力を高く評価され、翌年第8回本屋大賞第2位、第24回山本周五郎賞を受賞しベストセラーに

瀧羽麻子[タキワアサコ]
1981年兵庫県生まれ。京都大学卒業。2007年、『うさぎパン』で第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞してデビュー。瑞々しい感性で、日常の一瞬のきらめきをきりとる作風に定評がある

吉野万理子[ヨシノマリコ]
1970年生まれ、神奈川県出身。上智大学文学部卒業。新聞社、出版社勤務を経て、2002年「葬式新聞」で「日本テレビシナリオ登龍門2002」優秀賞を受賞。2005年『秋の大三角』で第1回新潮エンターテインメント新人賞(現大賞)を受賞

加藤千恵[カトウチエ]
1983年北海道生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。2001年、枡野浩一氏のプロデュースにより、短歌集『ハッピーアイスクリーム』で高校生歌人としてデビュー。以来、小説、エッセイなど、さまざまな分野で活躍。切なく甘やかな想いを鮮やかに切り取り、多くの共感を集めている

彩瀬まる[アヤセマル]
1986年千葉県生まれ。上智大学文学部卒業。2010年「花に眩む」で第9回女による女のためのR‐18文学賞・読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shinji

100
気になる作家さんばかりのアンソロジー。女子高生の「あのころ」をフューチャーしてるんですけど、どの作品も、女の子が抱えているものの、本人と周りの受け取り方の違いが凄く綺麗に出されていましたね。たとえ親友と言えども隠したい事、言えない事があるってのは共感するし、その頃の誰もが友と家族を天秤にかけてしまって葛藤し成長する事実。窪さんの「リーメンビューゲル」膝をすりむいたようなヒリヒリ感とハルカの優しさが凄く良かったです!あと、女子高の事はあまり分かりませんが、彩瀬さんの「傘下の花」雰囲気がとっても綺麗でした。2015/09/20

ベイマックス

94
6人の作家のアンソロジー。『リーメンビューゲル』窪美澄・『ぱりぱり』瀧羽麻子・『約束は今も届かなくて』吉野万理子・『耳の中の水』加藤千恵・『傘下の花』彩瀬まる・『終わりを待つ季節』柚木麻子。共通としては、女子高生を主人公に、友人や親などとのやり取りで、成長していく姿。◎読みやすい青春物でした。女性作者が過去の自分と重ねてた部分が少しでもあるのか、男子高校生でもあった自分も懐かしく、そして少々苦い思い出もよみがえったり。2021/09/08

りゅう☆

94
お互い家庭の事情をなかなか打ち明けれない『リーメンビューゲル』、変わった姉…だけど『ぱりぱり』、これって実話?気になる存在の才女と同窓会の時だけ話す『約束は今も届かなくて』、仲良しグループが男子の存在で壊れつつある『耳の中の水』、大好きな母と愛しい友人とずっと一緒にいられないと感じた『傘下の花』、学校一カッコいい女子とひょんなことで仲良くなる『終わりを待つ季節』。女子高生が感じてる悩みや不安、希望などが素直な表現で描かれて、不思議さもあったけど苦しい事も「あのころの」こととして懐かしく感じることができた。2015/12/09

七色一味

90
読破。女子高生縛りのアンソロジー。参加されている作家さんはいずれもいくつか作品を読ませていただいている方々で、特に誰が目当てということではなくタイトルとイラストのみで選びました。短編集ということもあり、いずれも劇的なテーマがあるわけではなく、なんとなくの日常が描かれています。まぁ、後半の2編は百合(と言うかGL?)系作品でしたが、それも違和感なく、結構オススメかしらん、なとど思ってました。さすがは女性作家さん、心理描写は綺麗で丁寧です。2015/09/27

nico🐬波待ち中

88
あのころの遠い記憶を呼び戻す6名の女流作家の描いた女子高生物語。今思い返すと、あのころいた場所は確かに温室だった。予期せぬ雨風で吹き飛ばされぬよう、身近な大人たちにしっかりとビニールで覆ってもらい、日光や栄養もなるべく等しく与えてもらっていた、いたれり尽くせりのあのころ。プライドや見栄、コンプレックス、不安をごちゃまぜにして、顔色をうかがったり悩んだり怒ったり泣いたり笑ったり。けれどそんな我がままが許されるのは、あのころの特権かも。あの夢か幻のような眩しい時間に、もう一度だけ戻ってみたくなる短編集だった。2021/07/25

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