実業之日本社文庫<br> 銀盤のトレース―age16飛翔

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実業之日本社文庫
銀盤のトレース―age16飛翔

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  • サイズ 文庫判/ページ数 309p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408550640
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

高1の秋、中部ブロック大会で優勝した竹中朱里は2ヶ月後、全日本ジュニア選手権大会へと駒を進めていた。世界ジュニアの出場権がかかった試合当日、朱里は体調を崩し、スケート靴のトラブルにも見舞われ、絶体絶命のピンチに。ところが、演技中に朱里の取った行動は周囲をあっと驚かせる…。スケート少女の苦悩と成長を活写する人気シリーズ続編。

著者等紹介

碧野圭[アオノケイ]
愛知県生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。フリーライター、出版社勤務を経て、2006年『辞めない理由』(パルコ出版、現・光文社文庫)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

136
何?これで終わり?続きが読みたいなぁ。朱里の成長は続く。ジャンプを右から左に転向、偶然が生み出した評価。本人の意図とずれた高評価に戸惑う。順調すぎる前半と問題が重なってくる後半の明暗が分かれる。怪我も多いだろうしスポーツってホントに大変なんだろうな。読みながら脳内には女子体操の村上茉愛選手が浮かんでいた。シリーズ第三弾。2022/07/14

utinopoti27

115
スケーティングをサウスポーに変えて立ち直った朱里。試合中のアクシデントで咄嗟に飛んだスイッチジャンプが夢の扉を開けることになろうとは。全日本ジュニアからシニア、さらに世界ジュニアへと駆け上がる彼女は、上達のスピードに追いつけないメンタルや、自分を取り巻く環境の変化に苦しむことに・・。碧野さんの作品は、どちらかといえば淡々とした地味な展開が多い。本作も地に足のついたリアルさが、少しづつ大人の女性へと変貌する、思春期少女アスリートの成長譚に命を吹き込んでいます。作者の限りないスケート愛が溢れる青春ノベル。2019/02/21

ひめありす@灯れ松明の火

47
2012年当時に高校1年生だった朱里。今年のソチオリンピックはどんな気分で見ていたのでしょう。もしかしたら少しは代表選考にかかっていたのかな。それともまだジュニアだったのかな、なんて考えるのも楽しい。一足飛びに駆け上がる技術と違い、朱里の内面は祖父母に衣装をねだってた小学校の頃からあんまり変わって無くて、まだ16歳だもの。と思いました。瑠璃ちゃんは大分お姉ちゃんになりましたね。4年後22歳になる朱里はオリンピックに出られるのかな。世界ジュニアも初めて知る世界で面白かったです。個人的には槙子に頑張って欲しい2014/09/27

真理そら

40
解説を読んでなつかしさのあまりジョニー・ウィアーの動画を観てしまった、やっぱり美しいし色っぽい。いろいろ中途半端な雰囲気で終わったけれどシニア編を待つべきだろうか。朱里は技術面での成長は著しいが人間的な成長はゆっくりしているのでもっと成長した朱里に会いたい気分で読了。2025/06/09

RIN

23
2012年に出た本なのに時代のズレを感じる。ジュニアがこんな低難度で戦えたのっていつぐらいのことだろう。アイスショーで両回転を売りにしている現役選手はいるが試合で入れてる選手はまだいない。両回転売りの選手にしても結局どっちも回転不足になってるし、試合で使う回転の方も離氷前に1回転近く回転してから跳び上がる癖持ちなのはもしかして両回転のせいか?とかなんちゃってジャンパーとちょっと格下に見られているから、リアルに両回転できる選手が出てきたら楽しいかも。卒業と同時に引退の選手達ってこんな感じなのかな。2015/12/19

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