実業之日本社文庫<br> モーニングMourning

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実業之日本社文庫
モーニングMourning

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  • サイズ 文庫判/ページ数 348p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784408550206
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

二十数年ぶり、親友の葬儀で福岡に集まったのは、大学時代の四年間、共同生活を送った三人の仲間と私。葬儀を終え、一人の仲間が言う。「レンタカーで帰って自殺する」。―思いとどまらせるため、私たちは一緒に東京まで帰る決意をし、あの頃へ遡行するロングドライブが始まった。それは同時に、心の奥底に沈めた出来事を浮上させることになるが…。

著者等紹介

小路幸也[ショウジユキヤ]
1961年北海道出身。広告制作会社退社後執筆活動に入り、03年、講談社メフィスト賞を受賞しデビュー。06年『東京バンドワゴン』で注目を集める。ミステリー、青春小説、大家族小説など、幅広い世代の共感を呼ぶ作品を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

相田うえお

152
★★★☆☆17069 友達の葬儀に集まった仲間のひとりが自殺宣言した事から、止めさせる為に全員が車で帰る事に。。自殺の理由が当てられれば止めるということから、それを探るために当時の話を。。と話は進みます。回想話と現在との交錯が頻発する為、時間軸把握が慌しい構成でした。これから自殺したいという人間が乗っているのにこんな悠長な事してられるのか?物事の歯車がひとつでも外れると次々と悪い連鎖が起きるのかもしれませんね。と、真面目に読んできたが、最後はふざけんなー!本を投げちゃったよ〜。皆んなは怒らないのか!2017/07/24

nabe

139
素敵だった。もし自分の持ち物に「宝物」と恥ずかし気もなく言えるものがあるとすれば、それは学生時代の思い出だ。特に大学時代。遠くなってしまったあの日々。わずか四年間の。だとしても、終生変わらず輝いているだろう。話も面白かったが、何より感情移入が半端なかった。「愚かしくも平和で幸福な日々、身も心も軽やかな日々」の記憶が奔流のように今ここで生きている現実すら押し流してしまった。これは俺だけの読書体験かもしれない、だがそれを与えてくれたこの本と薦めてくれた読友さんに心からの感謝を贈る。ありがとう。最高だった。2015/02/15

ぷう蔵

115
学生時代の悪友っていいなぁ。何だろう、独特の空気感がある。今でも行き合う友がいるが、遠くにいるので会うと言っても数年ぶりという事になる。でも会うとあっという間にその空気感の中に戻っている自分がいる。不思議なものだ。特別に面白い話があるわけでもないが、心地よい時間が過ぎてゆく。そしてタイムオーバーとなれば、それぞれの家庭に、コミュニティに、社会に、仕事に振り向きもせず戻ってゆく。次はいつ?なんて約束することもなく。でもまた会えると確信している。確信している歳でもないかぁ…、会いたいヤツには会わないと…。2017/01/29

七色一味

92
読破。ラスト、そこに話を持ってくか? という感じ。それはなくても、きっと誰もが納得しただろうに…。中島に対する復讐も、小路さんの人の良さが出ているな、と思われる部分と実際に行動を起こしてしまう若さゆえの短絡さがある。でもねー、ハンムラビ法典じゃあるまいし、復讐はただ虚しさがあとに残るだけ。それでも──。ここまで深く繋がれる友情は羨ましいな。そしてそこまで愛された茜さんも、本当に幸せだったんだろうな。2013/02/18

mura_海竜

80
小路さん6冊目。友人の薦めで読んだ。割とさらっと読めた。今、40歳代位で、中高・大学時代に濃厚に友人達と過ごした方なら、きっと共感できる。高度成長時代、誰もが同じ価値観の中で大人になる。今ほど価値観が多様でなかった時代。何故か、放課後ある人の家に皆、集まる。話したりテレビを見るだけだけど。物語は大学で仲の良かった友人達、その一人の葬儀の後、あることがきっかけで、当時の出来事を回想しながら、皆とロングドライブ。「何年かぶりに会った友人と話すだけ話した後、訪れる沈黙に心地よさ」に共感。ロングドライブいいなあ。2013/03/31

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