出版社内容情報
お客さんと交わす言葉が道しるべになる――やさしい明日にあなたを運ぶ お仕事×青春小説!
タクシードライバーが不要になることはないと、わたしは勝手に思ってる。高齢のお客さんや外国からのお客さんに対して、人、が不要になるとはとても思えないのだ。(本文より)
終電を逃したアラフォー女性、危篤の母親の病院へ急ぐ息子、崖っぷちのプロ野球選手……タクシー運転手は、目的地までお客さんの人生にそっと寄り添う。「人と関わる仕事」への誇りを抱き、誠実に仕事に臨む高間夏子と東央タクシーの同僚たちを描く大人気シリーズ、最新刊!
【目次】
内容説明
終電を逃したアラフォー女性、危篤の母親の病院へ急ぐ息子、崖っぷちのプロ野球選手…タクシー運転手は、目的地までお客さんの人生にそっと寄り添う。「人と関わる仕事」への誇りを抱き、誠実に仕事に臨む高間夏子と東央タクシーの同僚たちを描く大人気シリーズ、最新刊!
著者等紹介
小野寺史宜[オノデラフミノリ]
1968年、千葉県生まれ。2006年「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞。2008年ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作『ROCKER』(ポプラ社)で単行本デビュー。『ひと』(祥伝社)が2019年本屋大賞第2位に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ポチ
40
夏子ももう7年になるのですね。夏子や同僚たちのタクシーでのお客さんとの会話を楽しく読みながら癒しや、そうだよなぁ!など気づきをもらいました。こんな運転手さんのタクシーに乗りたいなぁ。2025/12/10
ゆっき
40
嬉しい「タクジョ!」シリーズ第3弾。高間夏子、タクジョ7年目。姫野民哉ら東央タクシーの同僚たちも相変わらず活躍中。いろいろなお客さんを乗せて走るタクシードライバー。こんな風に寄り添って話してくれる東央タクシーに乗れたら楽しいだろうなと思います。他の作品とのリンクも嬉しい。夏子も後輩ちゃんもお互い活躍しててよかった。小野寺史宜さんらしい、あったかいひととひとのつながりにほっこり。「今は、ただただ前に進む。とにかく経験を積む」自分がやりたい仕事に誠実に向き合い成長していく夏子をこれからも応援したいです。2025/11/28
ガットウ
17
★★★★4.3点。運転手と客の会話でハナシが進むので、文章のリズムが良くて一気読みでした。2025/12/12
TAKA
15
シリーズ第3弾。着実に成長を遂げる夏子と周りの仲間たちの何気ない日常の風景やお客さんとの関りを楽しませてもらった。2025/12/05
toshi
12
「タクジョ!」の続編、だと思っていたら、知らないうちに間に一冊でてました。 それはまた改めて読むことにして、これは「タクジョ!」とは違い夏子以外の人も主人公になっていて、タクシーを無頼にした短編集。 内容はいつもの小野寺史宜だけど、最後の話で書店との会話には笑った、 「ミステリィは謎解きが楽しめます。」 「私、謎解けないです。」 「自分で解かなくても、本の中で誰かが解いてくれるので大丈夫です。」2025/11/30




