出版社内容情報
◆【紀伊國屋書店限定カバー付き!!】
ご予約(店舗受取サービスを含む)のお客様には特典として、通常カバーの上に紀伊國屋書店限定オリジナルカバーをお付けして発送いたします。
特典は無くなり次第終了となりますのでお早めに!★【購入者限定特典・Zoom配信】『貴女。百合小説アンソロジー』発売記念 斜線堂有紀さん、木爾チレンさんオンライントークショー開催!
ウェブストアでのご注文も、イベントへご参加いただくことができます。
ウェブストアでのイベント参加受付は終了いたしました。
新世代のトップランナー競演! 全編新作百合小説。青崎有吾/織守きょうや/木爾チレン/斜線堂有紀/武田綾乃/円居挽。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
156
6人の作家の内、4人が初読です。百合小説アンソロジーなので、【読メエロ部】的作品かと思いきや、プラトニク・レズ・アンソロジー、どちらかと言えば女性向でした。オススメは、武田綾乃「恋をした私は」&青崎有吾「首師」です。 https://www.j-n.co.jp/books/978-4-408-53857-0/2024/08/09
麦ちゃんの下僕
126
『彼女。』に続く百合小説アンソロジー第2弾。前作は執筆者7名中4名が男性で、全体的にミステリー色の濃い作品が並んでいましたが…今回は6名中4名が女性で(←木爾チレンさん以外の5名は前作に続いての登板)、本来の“百合”をより楽しめるアンソロジーになっていると思います。武田綾乃さんは(展開こそ読めるものの)情景描写が抜群に上手いですね!円居挽さんはミステリーテイストで、恋愛ではない独特の“百合”(!?)がユニークです。織守きょうやさんは直球ですね(笑)…女性読者はかなりキュンキュンするのでは!?(↓)2024/08/26
Kーazuki
57
6人の作家による百合小説です。木爾チレンさんの小説が読みたくて、初めての百合小説でした。恋愛小説と思っていたら、最後の最後にどんでん返しがあって全般的にミステリー小説という感じで面白かったな。木爾チレンさんの「最前」は、好きな同級生を追いかけアイドルとなった少女が、、、(これ以上はネタバレになりそうなので書きません)初めての読む作家ばかりでしたが、飽きずに読めたのは構成の良さと愛する故にこうなったのかという変化球のストーリーだからかな?2025/03/04
よっち
32
嬉しいことも苦しいことも、これからもあなたの気持ちが知りたい。6人の作家による自由な百合をテーマに描くアンソロジー。同居することになった父の不倫相手への複雑な思い、父親を殺したと思っていた娘が気づく真相、ずっと好きだった同級生へ積み重ねた想いの結末、推しアイドルに憧れるアイドル、大勢力に囲まれた戦国時代の女城主と首師の邂逅、記憶喪失の先輩と変わらず愛する後輩の話。何をきっかけにその想いに気づくのか、こんな形にも百合を見出すことができるのか、自由な発想で描かれた鮮烈な印象を残すアンソロジーになっていました。2024/07/30
いちろく
25
前作『彼女。』が良かったので手にした各作家描き下ろしの百合アンソロジーの続編。意図はないと思うが、片思いだったり、作為的な状況モノだったり、偶発的なシスターフッド的な内容だったりと、描かれる世界観が作家ごとに上手くバラバラで最後まで飽きさせなかった。中でも、敗戦の姫の土首を作りを依頼された主人公との関係を描いた青崎有吾氏の「首師」は、戦国の世を描いた時代小説の雰囲気を崩さず、予測できなかった展開も含め群を抜いていた印象。余談であるが、表紙は直球過ぎる今作よりも、落ち着いていた前作の方がいい。2024/09/27
-
- 和書
- 愛新覚羅溥儀最後の人生