神に愛されていた

個数:
電子版価格
¥1,870
  • 電子版あり

神に愛されていた

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2025年05月10日 20時33分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408538402
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

小説を書くことに翻弄される二人の女。
どうしようもなく背負ってしまう因果。
無傷ではいられないのに、
それでも私は書き続けるのだ、
という覚悟。
そのすべてを封じ込めた物語を
チレンさんは書いてしまった。

――――窪美澄(作家) 


彼女は己の何もかもを削ぎ落しながら、
美しく繊細な物語を紡ぐ。
そうして生まれた作品は眩いばかりの光を放ち、
同時に深い闇を孕む。
この作品は、まさしく木爾チレンそのものだ。
    
――――町田そのこ(作家)


窪美澄さん、町田そのこさんも激賞!!

一気読み必至!! 2023年の大本命!!

最旬にして俊豪・木爾チレンの真骨頂、
深き心の闇に愛憎蠢くヒューマンミステリー!!

女にだけわかる、狂気。
過剰な嫉妬は、やがて強大な殺意へ…。


若くして小説家デビューを果たし、その美貌と才能で一躍人気作家となった東山冴理。
しかし冴理は人気絶頂のさなか、突然、筆を断った――。
やがて三十年の時が経ち、冴理のもとに、ひとりの女性編集者が執筆依頼に訪れる。
「私には書く権利がないの」そう断る冴理に、
「それは三十年前--白川天音先生が亡くなったことに関係があるのでしょうか」編集者は問う。
「あなたは、誰かを殺したいと思うほどの絶望を味わったことってあるかしら」
――そして、この時を待っていたというように、冴理は語り始める。
高校文芸部の後輩、白川天音が「天才小説家」として目の前に現れてから、
全ての運命の歯車が狂ってしまった過去と、その真実を……。


希望と絶望、 羨望と嫉妬……
これは、ふたりの女性作家が、才能を強く信じて生きた物語。

すべてを読み終えたあと、
あなたはタイトルに託された〝切ない意味〟を知り、
ぎゅっと、胸を締め付けられる。


ヒット作『みんな蛍を殺したかった』の俊英女性作家による、
1年ぶりの書き下ろし長編小説。

満を持して、待望の最高傑作、降臨!!

内容説明

希望と絶望、羨望と嫉妬…これは、ふたりの女性作家が才能を信じて生きた物語。若くして小説家デビューを果たし、その美貌と才能で一躍人気作家となった東山冴理。しかし冴理は人気絶頂のさなか、突然、筆を断った―。やがて三十年の時が経ち、冴理のもとへ、ひとりの女性編集者が執筆依頼に訪れる。―そして、この時を待っていたというように、冴理は語り始める。「あなたは、誰かを殺したいと思うほどの絶望を味わったことってあるかしら」。『みんな蛍を殺したかった』の俊英女性作家による最高傑作、降臨!!

著者等紹介

木爾チレン[キナチレン]
1987年生まれ。京都府京都市出身。2009年、大学在学中に執筆した短編小説「溶けたらしぼんだ。」で新潮社「第9回 女による女のためのR‐18文学賞」優秀賞を受賞。2012年、『静電気と、未夜子の無意識。』(幻冬舎)でデビュー。その後は、ボカロ小説、ライトノベルの執筆を経て、恋愛、ミステリ、児童書など多岐にわたるジャンルで表現の幅を広げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

544
知り合いの中にもいわゆる「売れっ子」クリエイター(作家さんだったり漫画家さんだったり)がいて、彼らに会うと必ず聞かされるクリエイトする際の孤独と焦燥感。そして彼らはもれなくエゴサをしている。閑話休題。今作は作家である女性ふたりの憧れ、嫉妬や焦燥をドロドロぐちゃぐちゃに描いたものかと思っていたが…。天音サイドの想いに少々無理を感じてしまった。いやいや、女性はそこまでお馬鹿になれないよ、普通はそこで目が覚めるよ…って。わたしが冷たすぎるのか。愛情のリトマス試験紙として読んでみるのもいいかもしれない。2025/01/19

ちち123

129
星☆ 評価3 ユーチューバーさんが、本書イチオシだっていうから読んでみたが全く面白くなかった。あ〜こんなものか。。もうユーチューバーなんか充てにしないで自分で好きな本を読もうと思った1冊になりました。 最高なんて言ってる人いたらもっと色々読んだ方がよいよ〜視点を変えた手法なら湊かなえさんの方が面白い。 2025/04/11

soran🕊𓈒𓏸︎︎︎︎

118
これは”2人”の小説家の物語ー。嫉妬。それは人を壊すほどの感情なんだなと改めて感じました。その嫉妬がこの本では大きく描かれています。夜の都会の風景や大人の恋など、現実味がある内容で、とってもハラハラしました。神に愛されし才能を持つものは自分ではなかったという絶望感、とても共感できる気がします。すれ違う2人。上手くいかない展開。そんな進行がこの本をより鮮やかにします。『闇の中にこそ本物の、救いの光がある』2024/05/18

machi☺︎︎゛

93
東山冴里と白川天音。この2人の女性作家の嫉妬や羨望、すれ違いの物語。歳をとってからの冴里が昔を思い出す形で話が進む。でも当時、お互いにもっとさらけ出して素直になっていたらもっと別な結果になっていたのに。作家という職業は特別で孤独なんだろうなと思った。必死の思いで書かれた作品だからこそ読んだ私までこんなに感情が揺さぶられるのだろう。2024/06/05

ひめか*

83
初読み作家。何気なく手に取った本だが、引き込まれて久しぶりに心が震えた。小説家の女性のお話。冴理の視点で描かれる前半は、後輩作家への嫉妬と憎悪に溢れていたのに対し、最終楽章で天音の視点で同じ時系列と出来事をたどると、見え方が180度変わって衝撃。天音の真意が明かされてもまた苦しかった。憎悪から生まれる狂気と羨望から生まれる狂気。二人とも狂気的で苦しみに満ちた人生だったが、振り返れば神に愛されていたと思う。直接の交流は少なくても、影響を与え合った確かな存在。自分の良き理解者とパートナーになれたのは良かった。2024/04/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21346264
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品