虎と十字架―南部藩虎騒動

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虎と十字架―南部藩虎騒動

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408538396
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

謎が謎を呼ぶ虎脱走事件。
ミステリと時代小説の融合を試みる作者の
これが最高傑作だ!
―――――縄田一男氏(文芸評論家)

家康から贈られた虎が城から逃げ、死体が消えた!
国を揺るがす虎騒動の意外な真実とは?

会心の歴史時代ミステリー長編!


徳川家康から南部藩に拝領され、盛岡城内で飼われていた虎二頭、
乱菊丸と牡丹丸が檻から飛び出した。
徒目付の米内平四郎は城下町に逃げた乱菊丸を見事に生け捕りするが、
牡丹丸は傍若無人の若殿・南部利直に鉄砲で撃ち殺されてしまう。
平四郎が城に駆け付けると檻の見張りをしていた番人は絶命していた。
責任を取って腹を斬ったと思われたが、その死因には不審な点が。
さらに檻の中にいるはずの囚人の死体が消えていた!
若殿の乱心か、領内のキリシタンの仕業か、それとも――
密命を受けた平四郎が藩を揺るがす大騒動の謎に挑む!


目次
序章         
第一章 虎捕物    
第二章 切支丹と金山 
第三章 乱世の尻尾 
第四章 雪原の若武者 
第五章 繋がらぬ環
第六章 騒動の真実 

内容説明

徳川家康から南部藩が拝領し、盛岡城内で飼われていた虎二頭、乱菊丸と牡丹丸が檻から飛び出した。徒目付の米内平四郎は城下町に逃げた乱菊丸を見事に生け捕りするが、牡丹丸は傍若無人の若殿・南部利直に鉄砲で撃ち殺されてしまう。檻の見張りをしていた番人の自刃には不審な点が、さらに檻の中にいるはずの囚人の死体は消えていた!若殿の乱心か、領内のキリシタンの仕業か、それとも―!?密命を受けた平四郎が藩を揺るがす大騒動の謎に挑む!

著者等紹介

平谷美樹[ヒラヤヨシキ]
1960年岩手県生まれ。大阪芸術大学卒。2000年『エンデュミオンエンデュミオン』でデビュー。同年『エリ・エリ』で第1回小松左京賞を受賞。14年「風の王国」シリーズで第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

79
時は家光の時代の盛岡。そこで起こる虎騒動から謎に満ちた一連の事件が始まるのである。いやぁ、この顛末までのストーリーは面白い。<徳川実記>に残されてるくらいだから史実には違いないけど、虎騒動から巻き起こる切支丹探し、若殿を引きずり降ろそうとする輩たち、そして戦で生き残った者たちの謀略。最も卑劣なのは虎の餌に死骸まで置くとは…。騒動の謎を解く主人公の徒目付・米内平四郎がいい。ストレートな物言いに嫌味がなくて本分を全うする姿が好き。若殿が狂ったか?と思わせて意外な人物を登場させるなんてやっぱり最後まで面白い!2024/03/02

みゆ

75
初読み作家さん。面白かった~ヽ(^o^)丿 南部藩で起こった虎騒動。家康公から拝領した二匹の虎が脱走、虎に与えられてた二人の囚人の死体も消えた。誰が虎を放ち、死体を持ち去ったのか。お家騒動、キリシタン弾圧、いろんな要素が絡み合うミステリ。予断を持たず冷静に調査を進める徒目付・平四郎がカッコいい♪歴史とミステリの融合、楽しめました(o^^o)2024/03/23

アルピニア

50
舞台は江戸初期の南部藩。物語は初代当主利直が家康から拝領した虎二頭が檻から逃げ出したところから始まる。徒目付「米内平四郎」は知恵を駆使して二頭のうちの一頭を生け捕ることに成功し、その後の探索も任される。虎の檻を開けたのは誰か?キリシタンによる一揆か?次期当主をめぐる家老の陰謀か?狩好きの若殿か?推理の糸がつながらず誰もが怪しい状況にヤキモキしたが、結末はそう来たか・・。最初と最後に記録として残されている記述が示されている。このような断片から想像を膨らませて作品を創る・・。歴史小説の醍醐味が伝わってきた。2024/01/12

ひさか

25
2023年8月実業之日本社刊。書き下ろし。時代ミステリー長編。南部藩の一介の徒目付平四郎が虎騒動の首謀者を暴き出す。平四郎の推理と捜査の手腕たるや当時の警察機構、ひいては政治機構を動かすほどの冴えがあり、唸らされる。平四郎に肩入れする上司や同僚、部下、家族、若殿まで登場する緻密な捜査のラストには驚く謎解きがあり、まさかの首謀者に度肝を抜かれてしまいした。拍手喝采です。2023/09/24

だるま

15
時は江戸時代。徳川家康から拝領され盛岡城内で飼われていた虎2頭が檻から脱走。1頭は城内で射殺されたが、城外に出た1頭は主人公・平四郎の機転によって生きたまま檻に戻される。平四郎はその頭脳を認められ、誰が檻の扉を開けたのか、誰が虎の餌として入れられていた切支丹の死体を盗んだのか、2つの真相を探る様に藩主に命じられると言う時代ミステリ。小説としては面白く、陰謀や策略が渦巻く中で真相を究明する平四郎の奮闘が楽しめたが、謎のスケールが小さい割に延々とラストまで引っ張るのがイマイチだった。帯の『最高傑作』は大袈裟。2023/09/06

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