出版社内容情報
亜由美と愛犬ドン・ファンがルーマニアを舞台にした事件に挑む「花嫁は三度ベルを鳴らす」。「花嫁は滝をのぼる」の二編を収録。
内容説明
実業家の片瀬耕一は妻の靖代、その妹である早紀と東欧を旅していた。トランシルバニアに入ったとき、靖代は体調を崩して亡くなってしまう。異国の地だったが、その土地に埋葬することに。そこには奇妙な風習があり、棺の中で目覚めた時に鳴らすベルを墓標の十字架に取り付けるのだ。鳴るはずのないベルが鳴り響くとき、女子大生・亜由美と相棒ドン・ファンは事件に巻き込まれていく!シリーズ第33弾!表題作ほか「花嫁は滝をのぼる」収録。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。76年『幽霊列車』で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。80年『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞を受賞。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞。16年、『東京零年』で吉川英治文学賞受賞。著書多数。17年にはデビュー以来の著書が600冊を突破という金字塔を達成、作家生活40周年を迎えた。ベストセラーを生み出し続ける国民的作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
33
今回も読みやすかった。さらっとしてて、疲れたときに読むのがピッタリ。しかし、1話目は確かに花嫁がお墓に埋められてゾッとしたけど、2話目はほぼ花嫁の登場はなし。後半になってこれって花嫁シリーズだよねって思ってたらちょっとだけ婚約発表って文字が出てきた。そうそう、1話目でみんなをルーマニアに連れていってくれた人って誰だったんだろ?2020/05/25
星落秋風五丈原
28
表題作で結局ヒロインを海外に行かせたのは誰?伏線ですか?2020/02/17
蕭白
14
いつも通り主人公が大活躍。表題作で主人公にルーマニア行きを頼んだ男性は誰だったのだろう?2020/02/08
寒っ!!
11
古参のシリーズ物は長年レベルは変わらない。まあ,腐った政治家とか裏の顔を持つ悪役とかを絡めていきなり解決というのもいつもどおりだからある意味安定感があるか。2020/08/30
ゆみりん
10
この歳になって赤川次郎作品初読み。 こんな感じなんですね〜あっさり軽いですね。設定もいろいろ無理があるし、心理描写も特にないし、ストーリーを楽しむにはいいのかもしれないけど、私はもういいかな。 ごめんなさい。2024/04/08