出版社内容情報
鯉ヶ窪学園高等部の放課後は謎の事件でいっぱい。探偵部副部長・霧ヶ峰涼のギャグは冴えるが推理は五里霧中。果たして謎を解くのは誰?
内容説明
私立鯉ケ窪学園高等部副部長・霧ケ峰涼の周辺にはなぜか事件が多発する。校舎から消えた泥棒、クラスメ-トと毒入り珈琲一族との関わり、校外学習のUFO騒動―はたして解決できるのか…。
著者等紹介
東川篤哉[ヒガシガワトクヤ]
1968年広島県尾道市生まれ。岡山大学法学部卒。2002年カッパ・ノベルス新人発掘シリーズ「カッパ・ワン」の一冊『密室の鍵貸します』でデビュー。脱力系ユーモア本格ミステリーの気鋭として活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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傾いた本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
228
図書館で借りてきた本なのですが 、なぜか表紙が違いました。連作短編集で、東川篤哉らしい作品でした。いわゆる学園ミステリーで、軽いタッチでストーリーが進んできました。2012/07/24
Masako Karasawa
211
なかなか面白かった☆ディナーのあとでより好きかもww霧ヶ峰涼wwwなかなかのおバカっぷりwwこれはシリーズ化しないのかなぁー??2013/03/30
とら
178
人が死なないミステリー。あの某有名作と同じ様な笑いを入れながらのものだったけど、こっちの方が面白かったかな。それは、第一話の「霧ケ峰涼の屈辱」が面白かったからだと思う。野球のフォアボールでの押し出しを事件に例えて、解決まで持っていく所は素直に凄いと思った。けれど一番驚いたのは霧ケ峰涼の性別wこれは本編を読んで確かめて欲しい。殺人事件が無いからか学生だからなのか知らないが、どうでも良いことを題材に推理していたから軽い感じになっている。でも自分は面白いと思いました。この筆者が書いた重めの話を読んでみたいかな。2011/06/25
ちはや@灯れ松明の火
168
霧ケ峰涼はエアコンではない、ましてや長野県の山でも力士の四股名でもなく、右投右打カープファンの高校生探偵である。探偵の周辺で事件ありとの二次元世界お約束の下、霧ケ峰涼在籍の鯉ヶ窪学園界隈では今日も新たなミステリーが生まれる。E字校舎逃走犯消失、砂場での陸上部員襲撃、毒入モカチーノ、女生徒の屋上転落、消えた不良の煙草、UFO襲来殺人未遂、対パパラッチ偽装工作。直球から変化球まで次々と投げ込まれる謎に、打席の名探偵は常に真っ向勝負あるのみとフルスイング、これぞ赤ヘル魂。地味って言うな、地域密着と呼べ。 2011/06/30
ダイ@2019.11.2~一時休止
167
鯉ヶ窪学園探偵部その3。ここからエアコンが主人公の連作短編になった。1話がやりたいために主人公を変えたわけじゃないでしょうね?2013/08/12