内容説明
「もうこうなったら死ぬしかない」―ベンチャーに失敗して巨額の借金を抱え、富士山麓の樹海で死のうとした脱サラ青年が、洞窟で縄文人のような暮らしをする経歴不詳の老人に助けられた。さらに、代議士の罪を被せられて逃亡中の秘書、玉の輿に乗り損ねた商社の女性秘書といった「死にぞこない」が相次いで集まり、樹海の「穴」の中で奇妙な自給自足の共同生活を開始する。彼らが洞窟の奥底で稀少金属の鉱脈を発見したとき、疑心暗鬼の策謀が始まった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょん
19
前に読んだ食べ物系のお話とはまた全然違う雰囲気でした。富士の樹海の穴蔵で縄文時代のような暮らし方をする…夢みたいな話だけどありえそうな気持ちになってしまう。読んでて富士山熱がメラメラ温度上がっていきました(笑)2020/10/26
miroku
6
原さん得意のあり得ない話・・・法螺話とも言う・・・。相変わらず、面白い♪2011/06/09
nAoo
5
最後が謎だけど、自殺するために樹海に入ったのに生命力強過ぎ(笑) サクッと読めました。2013/05/19
クモジロウ
3
途中までは面白かったけど、最後がいまいちだったかな・・・。2012/12/09
k_jizo
2
★東京島を思わせる 富士の樹海の男3人女1人の逃亡生活 お互いの裏の裏をかこうとする心理描写が面白い2009/08/14