第四の闇

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  • サイズ B6判/ページ数 376p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408535098
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

インターネット心中で妻の恭子を失い、ネット古本屋を営む「私」は、心中事件を追っていた旧知のライター、小杉の切断死体を発見する。恭子と運命を共にした女性の弟であるジローや、渋谷のアウトサイダー仲間らと私は事件を探り始める。小杉より前にも、ネット心中サイト主宰者などが同様の殺され方をしていたことが判明。事件が不可解な進展を見せ始めた折、私のもとへ正体不明の人物から深夜に電話が入る。電話の主は「過去に抱えている闇を理解しろ」と挑発、その後も執拗に自己中心的な発言を繰り返した。事件の闇はマスコミへの犯行声明をもって公開殺人へと変貌を遂げ始め…。現在進行形の猟奇的殺人があぶり出す、物哀しい過去の闇。最終ページに刻印された驚愕と慟哭の真実。

著者等紹介

香納諒一[カノウリョウイチ]
1963年神奈川県出身。早稲田大学文学部卒後出版社に勤務。91年、「ハミングで二番まで」で第十三回小説推理新人賞を受賞。92年、長編『時よ夜の海に瞑れ』で長編デビュー。99年、『幻の女』で第五十二回日本推理作家協会賞を受賞。ハードボルド、青春小説、社会派サスペンスなどの各分野で評価が高く、著書に『夜空のむこう』(集英社)『あの夏、風の街に消えた』(角川書店)『贄の夜会』(文藝春秋)『冬の砦』(祥伝社)『夜よ泣かないで』(双葉社)『ガリレオの小部屋』(実業之日本社)『孤独なき地―K・S・P』(徳間書店)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まど

17
犯人がわかってもびっくりしなかったけれど、そのあと「お~最後はそうなるか!」ってびっくりした。でもその終わり方が一番しっくりくる展開だなと思いました。2011/02/27

zel

12
図書館本。愛する人をなくしたという似たような闇、過去を抱えた者たちが胴体のないバラバラ殺人の真相に迫っていく。折り重なった過去や思いや闇…そんなミステリ。ミステリってやはり苦手かもと。ストーリーや真相探しに作家の力が注がれているようで。何度もどんでん返しがあって楽しいのだけど。結末、なんとなくそんな気してたけど、切ないですね。ミステリの感想も書きにくいと実感。2019/07/15

三和 良平

9
何か引き込まれて一気読みしてしまった。文中にアル中の主人公と若者たち、猫のマイケルなどとのつながりを散りばめ飽きさせない。推理小説としては自分の予測を外され、くやしけどうまく纏まった作品と思う。最後は悲しい終わり方かも知れないが、やり切ったって充実感も感じた。2016/03/12

sakichi

5
どこかの書評でこの作家さんを知りました。ちょっとツッコミどころはありましたが、キャラクターが立っていて読みやすかった。カオルはきっと強く生きていくと思う。マイケル( ; ; )2014/05/16

つっきー

4
★★★+ 暗い底にいるような気分が終始漂っていて、ひたすら暗いんだけど読まずにはいられなくなるような作品だった。ネット心中で生き残った者やその関係者が惨殺され、真相を突き止めて行くんだけど、酒に溺れた主人公が暗すぎて、けどそれは妻を失った辛さから来ていると思うと、同情の気持ちがずっと付きまとう。私としては読みやすかったし、割と好きな作品だったので、読んだ人が少ないことにびっくりしてしまった。あまり知名度がない作家さんだったのだろうか。2019/02/06

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