続・三島由紀夫が死んだ日

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408534824
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

目次

口絵1 オブジェとしての三島由紀夫(撮影・細江英公)
口絵2 天才のオーラに魅せられて(作・横尾忠則)
プロローグ 新資料から推理する自決に至る精神の軌跡(井上隆史)
辛すぎた四十五年の生涯(辻井喬)
誠実なる警告(細江英公)
最後の悲劇のために選ばれた日(蜷川幸雄)
存在感獲得への熟望(高橋睦郎)
時間に楔を打ち込んだ男(四方田犬彦)
おじさんはもうすぐ死ぬけれど…(神津カンナ)
「みやび」なアナーキスト(島田雅彦)
失われた日本の美を求めて(行定勲)
自決から遠く離れた人々に生きる三島(田中千世子)
三島由紀夫は歴史になったか(中条省平)

著者等紹介

中条省平[チュウジョウショウヘイ]
フランス文学者・映画評論家。1954年神奈川県生まれ。学習院大学文学部フランス文学科卒業後、フランス政府給費留学生となり、パリ大学文学部博士号を取得。東京大学大学院博士課程単位取得修了。学習院大学文学部フランス文学科教授。文学、映画、マンガ、ジャズ、ミステリーなどあらゆる分野に関する斬新な評論を発表し新聞・雑誌のコメンテーターとしても幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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佐島楓

73
主義主張の面において、どうやらわたしは三島を誤解していた部分があるらしい。いわゆる右左で分類できないイズムを持ったひとだったという意味のことを辻井氏が述べていて気づいた。そして三島は底なしに不幸なひとだったのじゃないか、そういう感想も持った。これほど三島を小説家としてではなくひとりの人間として理解しようとしたことはなかった。読んでよかった。2018/08/16

あきら

1
三島と交流があった人、自決後の世代の人などが寄稿している本なので、いろんな三島解釈があるのだとおもしろい。前作?は、装丁がとても美しく、三島を神格化するのに一役買っていたが、この続の方は、高橋睦朗が書いているように「三島の死を美化し聖化している」事について「それはよく考えるとあくまで自分のためにすることで」あり、人間として三島を素晴らしい人物だったと言う人もいれば、人間くさい一面を書き綴っている人もいる。例えば、井上靖が三島に小説の書き方を教えてくれというエピソードがまったく違う書き方をされている。2018/04/09

悸村成一

0
12+2編。図書館本。552017/02/13

izumiumi

0
四方田犬彦「日本のポストモダン社会は、三島由紀夫の不在によって、安心して自己実現を達成したのです。七〇年代と八〇年代を代表するイデオローグであった山口昌男と蓮實重彦を考えてみたとき、それは明らかとなるでしょう。」2016/09/07

双海(ふたみ)

0
図書館で借りた本。2012/11/15

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