内容説明
’90‐’98未収録短編集。初期短編から最新ショートショートまで全12編、雑誌未掲載の結末も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっちゃん
36
短編集。どれも面白かったが「登竜門が多すぎる」は出色の出来。ワープロソフト⚪️太郎…の下りが特にお気に入り。「夜汽車は走る」「ジュリエットの悲鳴」も良かった。「パテオ」の皮肉なラストも、あとがきにもある通り落語のオチみたいで楽しめた。江神さんも火村さんもいなくても、有栖川有栖は面白い!2015/06/29
みなみ
20
再読本。以前読んだときと同じく「登竜門が多すぎる」が印象に残ったので、約三年前と感性は変わっていないことを感じた。一太郎を知らない人には面白さ半減なんだろうが、今でも世間では使われているんだろうか…?「パテオ」のブラックユーモアたっぷりなラストや、宇宙人達の中で犯人を探す「タイタンの殺人」等、バラエティ豊かで楽しめた。2020/12/26
そのぼん
17
超短編ばかりを集めた作品でした。 ミステリーだけでなく毒のきいたものもあって面白かったです。2012/06/24
yumiDON
16
盛りだくさんの短編集。有栖川さんの引き出しの広さがうかがえる。世にも奇妙な物語に出てきそうな話が結構あって面白かった。「落とし穴」や「夜汽車は走る」はニヤリとしてしまう話。「登竜門が多すぎる」はちょっと星新一テイストでよかった。特に好きなのは、「危険な席」。こういうちょっとなつかしのミステリー、いいなあ。2014/06/19
グリーンクローバー☘
11
初読み有栖川さん。読みやすかった。 短編集でどれも面白い。「危険な席」「パティオ」が好き。「パティオ」のラストが好き。 2017/12/16