出版社内容情報
テレビドラマで浅見光彦役を演じる俳優が、軽井沢のセンセに相談をもちかけた。依頼に応じて南九州を訪れた浅見が謎に挑む!
内容説明
テレビドラマで浅見光彦役を演じる俳優・絵樹卓夫が軽井沢のセンセに相談をもちかけた。鹿児島に住む母親が「金の石橋」の古文書を渡せと謎の男に脅迫され、絵樹は“名探偵・浅見”による解決を願っているらしい。折しも「旅と歴史」藤田編集長から、南九州の石橋の取材と、女子大生・緩鹿智美の素行調査を頼まれた浅見。センセの要請も併せて引き受け、鹿児島を訪ねた直後、智美の交際相手の父親が殺された。金の石橋と恐喝と殺人―三つの絡み合った謎に浅見が挑む!内田康夫×榎木孝明スペシャルトーク収録!
著者等紹介
内田康夫[ウチダヤスオ]
コピーライター、CM制作会社経営を経て、1980年『死者の木霊』でデビュー。08年、第11回日本ミステリー文学大賞を受賞。16年4月、軽井沢に「浅見光彦記念館」がオープンした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まり
9
図書館本。今回はいつもとちょっと違う感じ。舞台も鹿児島で東京から、かなり離れている。久しぶりの軽井沢のセンセ。ってことは、あんまりろくなことがないような気がするのに…そうでもなく過去の事件、現在の事件が絡んでいて面白かった。犯人のことも今回はスッキリだけど…。ただ犯人がわかりにくいのが残念。2025/01/23
miu_pal
2
1999年作品。内田康夫は市川崑監督の映画『天河伝説殺人事件』について相当厳しい評価を下しており、『我流ミステリーの美学』収録のエッセイでは「すべての映像化作品の中でも、特筆して期待外れだったものの一つ」とまで言い切っている。しかしその失敗作の中にも「望外の収穫」はあり、それが浅見光彦役の俳優榎木孝明との出会いだった。『黄金の石橋』はテレビドラマで浅見を演じる俳優榎木孝明が作者の内田康夫に事件を依頼し、内田の仲介によって浅見が事件の調査に乗り出すという話で、「軽井沢のセンセ」こと作中人物の「内田康夫」が…2025/05/13
まきき
1
石橋の話が興味深かったです。 鹿児島に行って石橋を見たくなりました。2022/09/15