ヤマケイ文庫<br> 定本 黒部の山賊―アルプスの怪

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ヤマケイ文庫
定本 黒部の山賊―アルプスの怪

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  • サイズ A6判/ページ数 302p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784635048651
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0175

内容説明

終戦直後、北アルプス最奥の地、黒部周辺を根城にして跋扈する「山賊たち」がいたという。そんな混乱期、著者の伊藤正一は三俣蓮華小屋の権利を譲り受け、山小屋経営に乗り出そうとしていた矢先、「山賊たち」と出会う。彼らとのスリリングな出会いにはじまり、彼らの協力を得て山小屋を再建。そうした「山賊たち」との奇妙な生活や山のバケモノたちの話など、まだ未開の黒部にまつわる逸話が満載された不思議な魅力が綴られる。

目次

第1章 山賊たちとの出会い
第2章 山賊との奇妙な生活
第3章 埋蔵金に憑かれた男たち―別派の山賊
第4章 山のバケモノたち
第5章 山の遭難事件と登山者
第6章 山小屋生活あれこれ
第7章 その後の山賊たち
補遺 遭難者のお礼参り―いちばん不思議だった話

著者等紹介

伊藤正一[イトウショウイチ]
大正12(1923)年、長野県松本市生まれ。8歳のとき、木曾御嶽に登って以来、北アルプスをくまなく歩く。昭和21(1946)年、三俣蓮華小屋(現在の三俣山荘)、水晶小屋を譲り受け、「山賊たち」の協力を得て、湯俣山荘、雲ノ平山荘を次々と建設する。昭和31(1956)年には、北アルプス最後の楽園「雲ノ平」への最短ルート、伊藤新道(現在、一般登山道としては使われていない)を独力で完成させた。日本勤労者山岳連盟創設者として、大衆登山発展のため、熱意を注いできた。平成28(2016)年6月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょろこ

149
黒部の山賊と共に過ごした著書の時間を綴った一冊。"山賊"という言葉、未知なる世界に好奇心を刺激され黒部の山奥へ。"山賊"とはつまり、山と共に生きる人ということなんだと強く実感した。数々の猟(これは読みながうちの🐰の視線が痛かった)、数々の不思議話、山の生活で自然と身についた数々も興味深い。まさに山で命を燃やしているからこそ、山と一体化しているからこそ、の数々なんだろうな。山=ヤッホー、これは肝に銘じたい。一番最後の一番不思議だった話、こういうのはすごく好み。あっても不思議じゃない。まさに浄化だなぁ。2021/07/05

chiru

98
終戦直後の日本に実在した山賊たちのルポルタージュ。まず、山の風速70mに驚愕😲 ハリケーン、サイクロンを上回る破壊力の中で生き残るなんて奇跡。それから食べ物をめぐる殺人が多すぎる!! その他、挨拶する義理堅い幽霊や、紳士のようにスマートな山賊など、エキセントリックな人物がたくさん登場。殺るか殺られるか…という緊張感の渦中にいても『人格者ではない山賊たちが好きだった』という著者の広い心に胸を打たれる。ハートフルでユニークな山賊たちに会いたくなる本。カメラを向けるとポーズをとる犬が可愛い🐕💕 ★42021/09/09

kinkin

91
この本で言う山賊は旅人を脅かして金品取り上げるとは意味が違う。北アルプスなどの険しいう山を縦横無尽に駆ける男たちのことだ。山のぼりは高所恐怖症でとてもできないが先般読んだ「黒部の山人」とどうように面白い本だ。山中で起きる奇怪な出来事や逸話なども楽しい。黒部のダムが完成できたのも彼らの仕事の成果であると聞いたことがある。ヤマケイ文庫、表紙の絵もとてもいい、好きだ。2024/01/25

ジュール リブレ

67
黒部・三俣山荘の主人、伊藤さんと、山に実在した山賊の物語。どこまでが創作でどこまでが実話なんだかよく分からなくなってくる。河童の足跡を見つけたり、声を聞いて出てみても誰も居なかったり。嬉々として熊を追いカモシカを狙う山賊たちの世界は、やはり人知を越えている。2021/09/21

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

66
読み友さんのレビューで読みたくなり手にとった。本書は、昭和20年代に三保山荘、水品山荘を譲り受け、湯保山荘、雲ノ平山荘など次々と建設していった著者が、山賊たちとの交流や山での不思議な出来事を綴った1冊。戦後の十分な装備のない時代の登山の厳しさが伝わってくる。また、厳しい山での生活や野生動物との共存、亡くなった人の霊の話なども興味深い。山賊といえば、追い剥ぎのイメージをもっていたが、読み進めていくと、一癖も二癖もあるものの意外と気のいい猟師のような存在で親しみを感じた。2021/06/23

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