内容説明
東京・亀有で私立探偵事務所を開く小仏太郎のもとに、かつての警視庁の同僚・安間善行から依頼が入った。衆議院議員・土井垣知則の隠し子で高校生の深町彩香が数日前から行方不明らしい。土井垣本人からも直々に頼まれ調査に乗り出すと、彩香の交友関係に川崎錠と山品大輝という男が浮かんだ。二人が土井垣の地元でもある兵庫県出身と突き止め、彩香の失踪との関係を探る小仏。しかし、都内の高速道路で火災が発生した夜に、避難路の中から川崎の絞殺体が発見される。唯一残された手がかり・山品と彩香のスマホのわずかな電波を追って小仏は兵庫へ向う―!
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
長野県生まれ。昭和55年、作家デビュー。山岳ミステリー、旅情ミステリーの第一人者として人気を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おか
52
「旅行作家 茶屋次郎」(主演 橋爪功)「山岳救助隊」(確か 主演は高嶋兄とその後高嶋弟)の作者。この本は 図書館の返却棚で見つけて借りてきた。探偵小仏太郎シリーズの一冊だが このシリーズは初めて読んだ。うーんもうちょっと自然描写がうまいとなぁ それに 出てくる人達がドンドン増えていくのだが ダンダン区別がつかなくなってくる(^^;;探偵役の小仏にも余り魅力を感じない。先の2シリーズは役者が良かったので 好きだったが これも役者次第かなあ、、、笑 主張したい事象は良い事なので 映像化した方が面白いかも2018/04/13
尾塚
6
小仏太郎シリーズ。代議士の隠し子が行方不明に。捜索依頼を受けた小仏が調査に乗り出す。梓作品はいつもテンポがいいですよね。次から次に登場人物が出てきて、しばらくするとあれ!この人誰だっけ?なんて感じで。犯人が分かると、殺人の動機がどうも・・。ただ読者を飽きさせないテクニックはさすが。だから定期的に梓作品を読みたくなるんですよね。次作もまた期待しようっと。2015/04/09
ミリアーデ
1
地元だから手にとってみた。旅情ミステリというやつか。地名は分かるからいいけど、それ以上に人名が次から次に出てきて、最初何してたんだっけ?ってなった。ご丁寧に、途中で数回おさらいが入ってて、こういうタイプの話を読むのは初めてだなあって感慨を受けた。2024/07/21