内容説明
志垣警部の知人の息子・戸部修太は、三十歳のエリート社員。三週間後に上司の娘との結婚を控えていた。だが二年前に大きな事故で負傷し、ときどき記憶の途切れることがある。その息子の様子がおかしいと父親から相談を受け、志垣が本人に話を聞くと「九州の黒川温泉で女を殺した気がする」と衝撃の告白!記憶する場所には殺人の痕跡はなかったが、修太の笑顔を携帯の待ち受けに入れた女の死体が、意外な場所で見つかった。
著者等紹介
吉村達也[ヨシムラタツヤ]
1952年生まれ。東京出身。一橋大学商学部卒。ニッポン放送ディレクター、扶桑社編集長を経て、1990年専業作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そのぼん
5
相変わらず軽く読めるミステリーでした。2012/01/18
るんるん
4
黒川温泉にひかれて読みました。意外な展開でミステリ楽しめました。軽い読書向き。2010/11/30
紅雨
2
志垣&和久井コンビ、今回はバラバラです。そのせいか「お笑いシーン」が少なかった。人の印象ってなんだろうなと考えた一冊。そういう仕事もあるくらいだし、その手のフェチさんもいるみたいですね。2012/02/25
レザムルーズ
2
人は何処を判断して好きになるのだろうか・・・意外的なことで好きになった理由、そして殺人を犯してしまう悲しさ、人間ってなんだろうと思ってしまう作品。ちなみに読んだ理由はガチで地元だから。描写はあってますよ。2010/09/01
masayoriA
2
哀しい話です。でも人間について考えさせられる、最近の吉村達也ワールド全開ですね。2010/07/29