内容説明
登山に出かけた父が予定の下山日になっても帰ってこない。心配した娘・佳奈子は祖父の銀次の助言を受け上高地へと向かう。父の足取りは、穂高の山小屋から途絶えていた。そして宿泊カードの登山計画には「独標―上高地」の文字が。直ちに捜索隊が出動するが、その中の一人が不審な死をとげる。知られざる父の過去に向き合いながら、佳奈子は真実を求め捜索を続けるが、意外な結末が…。梓林太郎ミステリーの新境地。
著者等紹介
梓林太郎[アズサリンタロウ]
長野県生まれ。登山歴50年。昭和55年、作家デビュー。山岳推理小説の分野で活躍しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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