内容説明
「異国に埋葬されている先祖の遺骨を収集する旅の護衛を頼みたい」警備会社を経営する日本人青年三人に、金持ちのユダヤ人ベングリオンが相談に来た。高額の報酬を条件に、二十名あまりのユダヤ人集団の警護を承諾し、アルジェリアに飛んだ。現地ではアラブ原理主義の過激派がベングリオンたちの誘拐を計画していた。帰りの飛行機は彼等に乗っ取られ砂漠に不時着、全員囚われの身となった。そして壮絶な戦いの幕が切って落ち…。
著者等紹介
柘植久慶[ツゲヒサヨシ]
1942年愛知県生まれ。65年、慶応義塾大学法学部政治学科卒業。在学中より海外を歩き、61年コンゴ動乱、62年のアルジェリア戦争、70年からはインドシナで対ゲリラ戦争を戦った。85年より作家に転じ、『ヒトラーの戦場』などの軍事史関係、『グリンベレーの挽歌』などの冒険小説、『遙かなる烽火』などの歴史小説をはじめ、幅広い分野の作品がある
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