内容説明
東京品川の閑静な住宅街で、木曾妻籠出身の女性が殺された。浅見光彦は事件を追って木曾路へ向かう。そして妻籠の手前の馬籠で、ほぼ日を同じくして東京の女性が殺された事件を知る―。公武合体により将軍家へ降嫁した悲劇の皇女・和宮。彼女の隠された伝説を追いながら浅見光彦が殺人事件の謎を解く、傑作長編ミステリー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まきんぼ
1
あっちの義妹が、こっちの義兄が…と、すごーく複雑な人間関係で、途中でわけわからなくなってしまいました。ストーリーがおかげであまり頭に入ってきませんで、面白かったのかどうかも。。。ただ、馬籠、妻籠界隈の魅力はしっかりと伝わってきました。こうして内田作品を読むたびに訪れた居場所がまたひとつ増えていくのです。2012/10/27
めあり
0
二つの殺人事件を結び付ける皇女の棺。淡々とした主人公が、冷静に事件を解決へ導いていった印象。親族の繋がりや過去の人間関係がもつれ合っていく過程が徐々に明かされていき、ストンと解決へ繋がった。無駄な描写が少ない。2025/04/10




