内容説明
豊科署刑事・道原伝吉の元にかつての先輩刑事・鍋島が現れた。八年前に硫黄岳で起きた転落死亡事故とそっくりの話が、ある小説本に書かれているのを読んだという。殺人事件ではないかと疑問を持ったまま退職した鍋島の胸に再び、刑事の熱い血が込み上げる。小説と同様に、事故に見せかけた殺人だったとしたら―病に臥せる鍋島にかわり道原伝吉は捜査を開始する。
感想・レビュー
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長野県警豊科署道原伝吉刑事シリーズ。著者得意の山岳ミステリー。8年前に硫黄岳で起きた転落死亡事故とそっくりの小説がでた。その事故を他殺と考えていた元刑事がそれを読み、道原に相談を持ちかけた。病に臥せる元刑事に代わり道原は捜査を開始する。そしてその時、またそっくりの転落事故が起きる。2020/03/18
