出版社内容情報
京都も奈良も地形が街を造り上げた!?高低差を眺めると平安京、「聖地」神社、庭園の秘密が見えてくる!風水にも注目!
内容説明
平安京。条坊や建物はどう配置すべきか?そんなときに参照されたのが五行説だ。万物は木・火・土・金・水のいずれかに属し、それぞれが関係し合う。大路や建物をそれらに見立て、都を造っていったのだ。本書は、五行説の観点から地形や建物の関係性に注目し、なぜそこにあるのか、そこにどんな意図を込めたのかを考察していく。
目次
第1章 平安京の風水地理学(平安京の正三角形;平安京の六芒星 ほか)
第2章 聖地の風水地理学(蚕の社 水の正三角形;河合神社 火の正三角形 ほか)
第3章 庭園の風水地理学(金閣寺庭園 金閣とはなにか;銀閣寺庭園の謎その一 銀閣寺はなぜこの場所にあるのか ほか)
第4章 天正の都市改造の風水地理学(御土居の形はどうやって決めたのか;天正の都市改造を易で読むとどうなるか ほか)
著者等紹介
円満字洋介[エンマンジヨウスケ]
1960年大阪府生まれ。京都工芸繊維大学建築学科卒。阪神大震災の復旧に携わったのち修復建築家となる。京都精華大、摂南大、同志社女子大、関大、大工大、京都建築専門学校などの非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。