内容説明
きちっと知りたい重さの起源=ヒッグス粒子のすべて。素粒子物理学の発展に日本人学者が大貢献、いま知っておきたい最先端理論。史上最大の加速器LHCが生んだ世紀の発見。
目次
第1章 原子は何からできているのか(素粒子とはどんなものでしょう?;素粒子物理学の発展における日本人物理学者の貢献 ほか)
第2章 原子の中身は何からできているのか(「物質は波である」とはどういうことか?;ついに量子力学登場! ほか)
第3章 素粒子の質量は何によって生じたか(標準理論から万物の理論へ;「対称性の破れ」とは何のこと? ほか)
第4章 加速器LHCによるヒッグス粒子の発見(素粒子を見る・創るには粒子を加速する;いろいろある加速器の種類としくみ ほか)
著者等紹介
京極一樹[キョウゴクカズキ]
東京大学理学部物理学科卒。サラリーマンを経た後、理工学関係の実用書籍の編集や執筆を長年にわたって行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減
1
誰でも、は分からないかな。 専門用語の概念と説明が足りないのが相変わらず。大学の物理学科3年生くらい向け、かな。あらかたの内容は押さえてはいるけれども。特に目新しい情報は無かったかな。2016/10/08
Ken Terada
1
だれでもわかるという割には内容が盛りだくさんで,「読みながら覚えられる人はなんとなくわかる」という程度.重さの起源=ヒッグス粒子のすべてと書いてある割には,それ以前の素粒子の話がメイン(そりゃヒッグス粒子はちょうど今研究中のことだからなのだけれど). 物理学の研究というのは,いくつかの実験データを説明できるモデルを用意→反例が発見される→それを含むモデルを用意→…ということの繰り返しなのかなと思った.そして面白いのは,そのモデルが正しいとこういうことが起こるはず,という予測があり,それが実証されること.2013/03/19
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