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じっぴコンパクト新書
知れば知るほど面白い徳川将軍十五代

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  • サイズ B40判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408453699
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0221

内容説明

初代将軍家康は徳川家の世襲支配を確固たるものとするため、早々と将軍職を子・秀忠に譲り、自らは大御所としてさらに政権基盤を盤石のものにしていく。しかしその後の将軍継嗣に際しては、大奥と幕臣たちの思惑が常に絡みあい、さらに本来幕府を支えるべき徳川御一門の力関係も作用して、予想外の人物が将軍となっていった…。乱世の覇者・家康から、大政奉還を経て維新後、公爵に叙せられた慶喜までの多彩な「将軍」を知れば、265年の長きにわたって繁栄した「江戸時代」も見えてくる。

目次

第1章 幕府誕生―家康・秀忠・家光の時代(初代家康―泰平の世を築いた戦国最後の勝者;2代秀忠―“守り”の仮面に牙を隠したデキる2代目 ほか)
第2章 繁栄の江戸―家綱・綱吉・家宣・家継の時代(4代家綱―幕府組織と老臣に守られた箱入り息子の治世;5代綱吉―猛き母の思惑に縛りつけられた犬公方 ほか)
第3章 幕府の転換期―吉宗・家重・家治・家斉・家慶の時代(8代吉宗―幕府財政の再建に尽力した江戸幕府中興の祖;9代家重―意外なたくましさを発揮した吉宗の息子 ほか)
第4章 江戸幕府の崩壊―家定・家茂・慶喜の時代(13代家定―列強の脅威に敢然と立ち向かった“不思議将軍”;14代家茂―多忙のなか、志半ばにして斃れた青年将軍 ほか)

著者等紹介

大石学[オオイシマナブ]
1953年東京都生まれ。東京学芸大学卒業。同大学大学院修士課程修了。筑波大学大学院博士課程単位取得。徳川林政史研究所研究員、日本学術振興会奨励研究員、同特別研究員、名城大学助教授などを経て、東京学芸大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

39
歴史が好きな人には究極の暇つぶし。やはり、片手程度しか徳川将軍については知ら無かったので、面白かった。御三家の歴史物はよくありますが、御三卿をはあまり知らなかったので、興味を持ちました。家斉の親父の治済の暗躍ぶりも知らなかったので面白い。また、この本の特徴と言うか、真髄は大奥の特に次期将軍に関する影響力です。慶喜が水戸藩であった為、最後まで将軍になるのを大奥に邪魔されたと言うのが、印象的なのと、最後に徳川家が存続したのも、天璋院と静寛院宮(和宮)の嘆願書だったというのも、とても面白かった。次は家康の子供!2016/08/18

ちくわん

17
2012年1月の本。将軍の跡継ぎ問題と大奥に焦点をあてた一冊。江戸時代だが幕府の政治も大奥の運営も複雑なルールと様々な人々に彩られている。付箋貼りまくり。じっぴコンパクト、相変わらず侮れない。著者が「徳川林政史研究所」の方。徳川265年を一冊で扱うのは大変だ。2021/02/21

百合子

7
徳川歴代将軍をそれぞれ10ページ程度で端的にまとめた本。まずは人物関係図で老中など側近から生母、正室、側室と大奥までを把握し、各エピソードに入るのでとても分かりやすく読みやすかった。2014/08/08

maito/まいと

3
徳川幕府十五代を、広く浅く理解するのにはちょうどよい一冊。特におもしろいのは、将軍と大奥との関係や、将軍と幕閣との関係が代ごとに明記されていて、周辺各所の変遷をも網羅できること。血縁関係や跡継ぎ問題、社会情勢は意外と大奥を追ってみると理解が進むから不思議(笑)2012/03/28

ひろかず

2
265年におよぶ徳川幕府時代のダイジェスト版。十五代のそれぞれの特徴と大奥との関係、継嗣を巡る思惑、改革の内容などが端的に書かれていて頭の中を整理できました。2017/10/04

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