内容説明
「何のためにこんなに『しちめんどくさい』公式を覚えなくっちゃいけないの?」数学が苦手だった多くの方々はそういった感覚を持っていたことでしょう。でもその「何のために」を知れば、数学はとてもおもしろい論理ゲームです。現代社会において、中学・高校で学ぶ数学が「どこでどのように使われているか」をわかりやすく解説しながら、数・公式の不思議な魅力をひも解きます。
目次
第1章 三角関数はどう使う?
第2章 指数・対数はどう使う?
第3章 二次方程式や二次関数はどう使う?
第4章 二次曲線はどう使う?
第5章 ベクトルと行列はどう使う?
第6章 複素数と複素平面はどう使う?
第7章 微分と積分はどう使う?
第8章 確率はどう使う?
著者等紹介
京極一樹[キョウゴクカズキ]
東京大学理学部理学科卒。サラリーマンを経た後、理工学関係の実用書籍の編集や執筆を長年にわたって行ってきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
21
黙々と数式や幾何を解かせるだけでなく、こういった実用性が数学にはあるんだよと教えていただきたかった。数学に対するモチベーションと興味が増したと思う。うーんもったいない。2014/10/03
kochi
9
おそらく今年一番手元に置いた本。間違いがあるとのうわさがあったので、それを探そうと、それぞれ証明を自分で書きなおしてみたり、内容についてネットで検索したりしたので勉強になりました。例えば、エジソンと争ったのはニコラ・テスラだし、コンプトン効果のグラフについては...などなど。検証しようという根性を持って臨む人には必ずや参考になるでしょう:b ただし、私も後半息切れしました(笑)思うに、本文とコラムは書いた方が違うのかも...必ず応用例を挙げようとする姿勢には敬服。2011/12/27
barcarola
8
「広く浅く」数学の世界を紹介……ならば良いのだが、「広くそれなりに深く」になってしまっている。何しろ大量の式や図が登場するのである。学は無いけれど数学好きという身には(既知のトピックも多かったせいか)結構楽しめたが、タイトルから想像されるよりは難易度高め。2021/05/15
ちくわん
6
大学受験数学の有名人の本。「じっぴコンパクト新書」なるものを初めて知ったが、大変面白そうなラインナップ。本書は「数学の使い道」の解説だが、苦手な人に紹介するというよりも、「ほ~れ、数学を頑張れば、物理や工学、経済学にすごく役立つのだぞ~」といっている感じ。字が小さいが中身もきっちり書ききっている感じ。この本を参考書にして、高校生は勉強してもよいかもしれない。(できないかもしれない)同新書の同作者の他の本も探してみたい。2018/01/07
のし
4
簡単そうで読んでみたら、自分には難しかった。とりあえず微分積分だけ何度もよんでみました。あとは読んだだけで、頭に入っていません。2017/08/05