内容説明
視線の先には世界の頂点。本人へのロングインタビュー、両親、コーチへの取材を通して見えてきた“Air‐K”の素顔。
目次
1 錦織のルーツ
2 さまざまな出会い
3 いよいよアメリカへ
4 ジュニアからのステップアップ
5 ほろ苦いプロデビュー
6 ミラクルテニスボーイの誕生
7 聖地でのグランドスラムデビュー
8 錦織の可能性と未来
錦織圭一問一答
著者等紹介
神仁司[コウヒトシ]
1969年2月15日生まれ。東京都出身。明治大学商学部卒業。キヤノン販売(現キヤノンマーケティングジャパン)株式会社勤務の後、テニス専門誌「T.Tennis」の記者を経てフリーライターに。数々の海外大会を取材し、多数のテニス選手へのインタビュー取材をしている。切れ味鋭い記事を執筆すると同時に、写真も撮影する。『錦織圭 15‐0(フィフティーン・ラブ)』が初めての著作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HiroNuma7
18
生い立ちから2008年(当時18歳)までのプロテニスプレイヤーとして活躍し始めたところを本人、関係者のインタビューをもとに纏めた本です。日本の安易な報道に疑問を感じ、テニスに疎い人たちにも分かりやすいよう心配りをしている内容になっています。現在、間違いなく世界的なスターになった彼も、最初は他の選手よりも劣るところが多い少年だったことに驚き。勿論、本人の努力があったことは間違いないのですが、彼を導く指導者が素晴らしかったように思えます。テニスのきっかけを作り、継続を促し渡米を推奨した両親。⇒2016/10/09
とふめん
15
錦織の成長過程。悔しいと思う気持ちって普段の生活でも大事だよね。錦織ももう10年選手になるんだなあ。勢い取り戻して頑張って2017/07/12
B.W.
11
ATPランキング30位。世界には錦織より強い(うまい)テニスプレーヤーは29人しかいないってこと。あまりにも凄すぎる。でも世間的には、全然注目されていない現状。いったいどういうことでしょう?再読によって、錦織のプレーヤーとし ての偉大さ、そして素晴らしい人間性をあらためて実感。グランドスラム優勝という夢はもはや夢ではない!!2012年はさらに飛躍すること間違いなし。今から楽しみ。それと忘れてはいけない。松岡修造も偉大なテニスプレーヤー。2011/10/31
turtle
6
錦織選手の子どもの頃の様子やアメリカでの修行の様子が丁寧に描かれています。 著者とお会いしたことがありますが、錦織選手に負けずに素敵な方でした。2016/05/13
ばーぜる
5
錦織選手だけでなく、サポートするコーチや両親の話もでてきます。本人だけではなく、周りの人の話量のバランスもいいです。 修造さんは、テレビとはだいぶイメージが違いました。自分の記録を塗り替えられそうになると、邪魔しようとする人もいますが、修造さんは、錦織選手を心底応援しているんだなと。そして、テニスを愛しているのだと。 世界の一部ではなく、全世界的な選手になれるかもしれない。 錦織選手はスロースターターと言われていますが、皆が集中力の切れる後半でも集中し続けることができるのが強みなんですね。 テニスってす2012/10/28