心に染み入る日本の美しい大和言葉

高橋 こうじ【著】

実業之日本社（2021/03発売）

• サイズ A5判／ページ数 184p／高さ 21cm
• 商品コード 9784408421018
• NDC分類 814
• Cコード C0076

出版社内容情報

日常会話、手紙、メールに取り入れたい 和の表現満載。

日本古来の文化を見直す機運が高まる中、生粋の日本語ともいえる「大和言葉」に注目。日々の暮らし、ビジネスシーン、改まった席の場などで生かせる大和言葉を美しいイラストとともに紹介します。 普段の言葉遣いに簡単に取り入れられるように、本文中では具体的なシーンを想定した用法も多く取り上げています。日常会話、手紙、メールに取り入れたい和の表現満載。

「感動した」ばかり口にしていませんか? 「感動」と一口に言ってもいろいろな感じ方があるはずです。ぐっと来たなら「胸に迫る」、ずしんと来たなら「胸を打つ」、じわじわ来たなら「胸に染みる」─繊細で優雅な表現ができるのも大和言葉の魅力のひとつです。
※本書は2014 年に刊行された『日本の大和言葉を美しく話す-こころが通じる和の表現-』(東邦出版)を改題し、再刊行したものです。

【全21章で大和言葉を楽しめます】
・語らい ・もてなし
・手紙 ・言挙げ
・言伝 ・恋
・交じらい ・装い
・住まい ・味わい
・眺め ・学び
・遊び ・そぞろ歩き
・あめつち ・生きもの
・性 ・思い
・つとめ ・時
・魂

内容説明

日本には漢語と外来語、そして生粋の日本語「大和言葉」大きくわけてこの三つがあります。日本人自身が育んできた知的で優雅な余韻を残す言葉づかいを身につけてみませんか？

目次

語らい
もてなし
手紙
言挙げ
言伝
恋
交じらい
装い
住まい
味わい〔ほか〕

著者等紹介

高橋こうじ［タカハシコウジ］
１９６１年、埼玉県生まれ。慶応義塾大学文学部在学中からテレビ番組の企画等に携わり、卒業後プロのライターに。主にドラマ、商業演劇の企画をおこなう。「言葉とは何か」をテーマにしたシナリオ「姉妹」では、第十回読売テレビゴールデンシナリオ賞で優秀賞を受賞した。２０００年からは、言葉と会話をめぐる人間心理についての研究に力を注いでいる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[けんとまん１００７]

常日頃、ここにある言葉をどれだけ使っているだろうか・・と、考えた。殆どの言葉を知っているし、その意味合いも間違って捉えていなかった。もちろん、使うに沿う場面が、どれだけあるのかはある。しかし、今、自分の周囲に溢れている言葉を思うと、ここにある精神を持ち続けないといけないと思う。こころが穏やかで豊かになる入口ではないだろうか。それは、人への思いにも通じると信じる。

2023/02/08

[アイシャ]

素敵な本です。美しい大和言葉を考えるきっかけになりました。私たちの生活にあふれる言葉をより美しく人に対してやさしく使うためにも、少しでも身に着けておくことが出来たらなと思いました。特にうろ覚えで使っていたのは『海辺』『岸辺』『砂浜』『磯』『渚』『波打ち際』といった言葉たち。目線のあり方や状態によって明確な違いがあるのに気にしていませんでした。一度読んですぐに身に着くわけではありませんが、意識していくということだけでもましになるかな。

2021/05/02

[しゅわっち]

心豊かな生活をするために手に取った。普段使わない言葉が散りばめられてあり、ここに書かれた言葉を使うことにより心豊かな生活を送れるように感じた。いくつかの言葉をメモを取り普段の生活で使えるようにしたいと思った。一番使いたいと思った言葉は、チョーと言わずに、この上なくを使いたいなと思いました。また外来語のトイレとキッチンを大和言葉を使うようにしようかなと思います。

2023/01/28

[Go Extreme]

語らい：いたく　こよなく　しゅうございました　もてなし：ごゆるりと　お心置きなく　お言葉を賜る　言祝ぐ　手紙：まさにたけなわ　ひとかたならぬお世話　言挙げ：いみじくも　つまるところ　いやがうえにも　むべなるかな　あまつさえ　たまさかに　なかんずく　言伝：いましがた　ゆるがせにしない　恋　交じらい　装い　住まい　味わい　眺め　学び：おさらい　旗色　かさ　いびつ　遊び　そぞろ歩き　あめつち　生きもの　性：人となり　かたぎ　もおんがたい　あこぎ　さかしら　つむじまがり　思い　つとめ　時　魂：た向ける　みまかる

2021/04/20