じっぴコンパクト
ドメスティック・バイオレンス―絶望のフチからの出発

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408420202
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0236

内容説明

平成13年、日本においていわゆるDV防止法が施行。ここ数年、DV(ドメスティック・バイオレンス)という言葉を耳にすることが増えつつあるが、果たしてその実態とは?夫婦間、配偶者間の暴力とも呼ばれるDV―その被害を実際に受けた被害女性の“生の声”をリポート。さらに、DVにはどんな行為がふくまれるのか?被害にあった場合にはどうしたらいいのか?行政などでは、どんな対策が施されているのか?加害者を立ち直らせる方法は?など具体的な解決法を紹介する一冊。

目次

第1章 私のDV体験記
第2章 いまの日本のDV事情
第3章 DV被害にあったら~DV対策
第4章 DV男性の更生
第5章 DVからの脱出
配偶者暴力相談支援センター
この本を手にとっていただいた皆様へ

著者等紹介

道あゆみ[ミチアユミ]
弁護士、ニューヨーク州弁護士。一橋大学法学部卒業後、1995年弁護士登録。2000年にはニューヨーク大学ロースクールに入学、夫婦間暴力を題材にした臨床教育プログラム等を履修し、2002年ニューヨーク州弁護士登録。この年より離婚事件、児童虐待、セクハラ事件などを中心に手がけ、フジテレビ系ドラマ「離婚弁護士」を監修(2004年)。2005年より、東京弁護士会が臨床教育を実施することを主な目的として、國學院大學法科大学院内に設立した「渋谷パブリック法律事務所」に所属し、クリニックの指導等、法科大学院生の教育も行う。現在、龍谷大学法科大学院客員教授、早稲田大学法科大学院客員教授。ジェンダー法学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

morinokazedayori

13
★★★★DV被害者たちの手記は、心が傷む。「あなたも悪い」「あなたが我慢すれば」という第三者の心ない一言がさらに追い討ちをかけるということの理解が広まり、支援の和が広がることを願う。野田市のDV対策の取り組みは素晴らしい。全国で展開されてほしい。2019/03/23

monaka

0
DVにより怪我や後遺症、PTSDなど健康被害がある事例も多く、精神的な面に加え肉体的な被害が印象的だった。少しでも早く支配的な夫に気付くことが大事で、一度DVの輪の中に入ってしまうと被害者は自己否定や夫への罪悪感により、解決を図るためのエネルギーがどんどん削られてしまうと感じた。相談先や相談までの流れ、シェルターの様子、法的措置、護身術のwen-doなど使える実際的な内容も多かったので、今まさに悩んでいる方にも使える本。再発予防のための加害者更生や、見逃せない子どもへの影響、二次被害についても触れていた。2015/10/14

ybhkr

0
事例が恐ろしい。本当にこういう一見してわからない夫婦や家族の間で起こっていることなのだろう。ここに出ている事例は近所にもわかりそうなものなのに今の日本では近所とはいえ他人の家に口出しすることは憚られる。幼児児童虐待と同じ問題を孕んでいるような気がする。子供たちに比べても受け皿が少ない。モラハラや経済による目に見えない暴力も昭和の時代は当たり前でもあったし、10代、20代の男性でもモラハラ的な人物はわかるもの。最初は優しくても慣れてくるといろいろ口出ししてくる人物は要注意。DVを受ける側の認識も必要だと思う2015/01/17

ミネチュ

0
ジェンダーついては自分なりに理解できたと思ってますが、未だにどうしても理解できないことがあります。その一つがDV、つまりドメスティック・バイオレンスです。 DVをする側は理解できます。理解できるというのは、そういう考え方に賛同するわけでもなければ、自分がそういう考え方というわけでもなくて、配偶者が自分の思い通りにならなければ暴力をふるってもいいと勘違いしたおかしな人も世の中にはいるだろう、といういう意味で理解できるのです。でも、理解できないのが被害者です。 なぜ自分がDVを受けてることに気づかないのか2013/02/16

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