目次
第1章 まずは、キャリア教育をめぐる誤解から脱しよう
第2章 結局、キャリア教育って何?
第3章 教育活動全体を通じたキャリア教育の実践とは
第4章 キャリア教育と学習意欲の向上
第5章 職場における体験活動の充実
第6章 担任だからこそできるキャリア教育を
第7章 キャリア教育とPDCAサイクル
第8章 調査結果が示すキャリア教育の底力と課題
第9章 現時点におけるキャリア教育の最大の弱み
著者等紹介
藤田晃之[フジタテルユキ]
筑波大学人間系(教育学域)教授。1963年茨城県生まれ。1993年筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。中央学院大学商学部助教授、筑波大学教育学系助教授、デンマーク教育大学院(現:オーフス大学大学院教育学研究科)客員研究員、筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科准教授、文部科学省国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センター総括研究官(同省初等中等教育局児童生徒課生徒指導調査官(キャリア教育担当)及び同局教育課程課教科調査官(特別活動担当)併任)等を経て、2013年より現職。博士(教育学、1995年筑波大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shohei I
4
これまで日本では「進路指導」と呼ばれてきたキャリア開発教育に関してまとめた一冊。 教育の現場にいたことの無い自分には、身に覚えのあることは多くありませんでしたが、教職の方々とそのうち話してみたいテーマです。 「キャリアを構成する要素は、時と共に変化しつつ、互いに影響を与えながら、積み重なり、つながっていくものです。職業人としての役割だけを担って生きている人はいません。キャリア教育で言う「キャリア」は、こういう視点から人生そのものを総体としてとらえるものなのです」(本書より)2018/11/20
Ishida Satoshi
0
読了。職場におけるインターンシップのみでキャリア教育は十分なのか?、キャリア教育は夢ばかり追わせてはいまいか?、そもそも論から、人生そのもの、生き方ともいえる「キャリア」を教育的観点から考えていきます。政府の教育政策におけるキャリア観の変遷を見つつ、ポイントとして、「働くこと」にどれだけの重要性や意味を見出せるかは、最終的に自分で決めなければならないこととし、キャリア教育に対する偏見を解きほぐしながら丁寧に解説。中学高校教育中心かと思いきや、大学レベルでも十分通じるところもあります。また、PDCAサイクル