東京のドヤ街・山谷でホスピス始めました。―「きぼうのいえ」の無謀な試み

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408403427
  • NDC分類 369.9
  • Cコード C0036

内容説明

余命わずかな身寄りのない人々、元日雇い労働者らと暮らす、涙と笑いの日々。

目次

プロローグ きぼうのいえを建てた街―山谷
第1章 きぼうのいえの無謀な毎日(きぼうのいえの一日;「ホームレス」より困っているひと ほか)
第2章 ぼくがきぼうのいえを建てるまで(日航機墜落事故の決意;ぼくの生きる道は? ほか)
第3章 とうとうオープン(「おじさん、お風呂に入りませんか?」;「じゃあ墨田区に建ててよ!」 ほか)
第4章 看取りのとき(はじめての看取り(秋本一茂さん(享年六十八歳))
「無縁仏にしてください…」(大森俊夫さん(享年六十八歳)) ほか)
エピローグ 名もなき人が礎となって

著者等紹介

山本雅基[ヤマモトマサキ]
1963年生まれ。東京・台東区の「山谷」地区にあるホスピス、「きぼうのいえ」施設長。1985年、日航機墜落事故のニュースに接したことをきっかけに聖職者を志し、1995年上智大学神学部を卒業。大学卒業後、「NPO法人ファミリーハウス」の事務局長を務める。2001年、「ホームレスのためにホスピスを建てたい」と考え、看護師の妻とともに活動を開始。妻の貯金を元手に銀行から資金を借り、各地のキリスト教教会や、多数のボランティアの後援を得て、2002年4月、緊急一時保護施設「なかよしハウス」(全11室11床)を開設、2002年10月、在宅ホスピスケア対応型集合住宅「きぼうのいえ」(全21室21床)を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

54
【再読】袖の著者紹介で、ご夫婦の写真の下、<「山谷」地区にあるホスピス、「きぼうのいえ」施設長。1985年、日航機墜落事故のニュースに接したことをきっかけに聖職者を志し、1995年上智大学神学部を卒業。大学卒業後、「NPO法人ファミリーハウス」の事務局長を務める。2001年、「ホームレスのためにホスピスを建てたい」と考え、看護師の妻とともに活動を開始>と。映画「おとうと」の施設モデル。NHK『プロフェショナル 仕事の流儀』放映。帯に、あの江原啓之氏が「山本夫妻の歩みを私も応援しています」と――。だが……⇒2022/07/19

しろくまさとし

2
山谷といえば、言わずと知れた大阪の釜ヶ崎と並ぶ東京の日雇い労働者が大勢いる地域。大学の頃、よく炊き出しなどのボランティアで来てた場所だ。その山谷で著者はホスピスを立ち上げられたのですね。九州でホームレス支援をされている奥田さんの原点も山谷か釜ヶ崎だったと思う。多くの支援者に影響を与えるだけのものがここにあると思うし、やはり日本の表に出てこない問題のルーツ的な場所でもあるのではないかと思います。ここで生きていくことにし、そのことに生きがいを見つけた著者とその奥様をこれからも応援していきたいです。2014/01/30

やの

2
こうやって何事もなく淡々と日常を送っていると、死っていうものが遠い存在に思えるけど、死って必ずどんな人間でも訪れるわけで人生を語る上で切っても切れないもの。そんな死の瞬間にそっと寄り添って、希望という名の花を添えられるって素晴らしいことだと思う。私も人の人生に喜びとか希望とかを添えられるような人間になりたいな。2012/08/01

のりきち

1
自分のやりたいことがはっきり決まっているひとは強いな…と思う。 後半の看取りの話は、淡々と書かれているだけに逆にぐっと来るものがあった。2012/10/21

みはえ

1
いわゆるニートだった作者がここまで行動を起こせるのはすごい。相当な思いがないとできないはずなのに。 人には色々な最期があって、どんな形が幸せかは本人にしかわからないことと、人は気づいていないけど希望があるから死にたくない・生きたいと思うんだということを学びました。2011/11/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/144342
  • ご注意事項

最近チェックした商品