内容説明
もはや会社は安住の地ではなくなった。今世紀もあと残すところわずか数年。この数年内に「ニッポン株式会社」の組織や運営方法は根底から変化する。足元を揺さぶる大々的な「地殻変動」が今からニッポン株式会社に襲いかかる。それは何故なのか。この変動の持つ意味は。その影響は。結果は。こうした諸々の設問に真っ向から、意欲的に取り組んだのが本書である。
目次
はじめに しのび寄る「大量失業」時代―日本経営史上初の賃下げが始まる
第1章 日本中を襲う正体不明の消費不振―これが「神の見えざる手」だ
第2章 まだまだ進む株式の下落傾向―日経平均が1万5000円を割る日
第3章 成長率ゼロもある横ばい経済時代の到来
第4章 剣が峰に立った自動車産業―本当に復活はありえるのか
第5章 大苦境の鉄鋼業―厳しい再浮上への途
第6章 コンピュータの性能向上とリエンジニアリング革命
第7章 脱米入亜を迎えた日本経済―アジアとの共存共栄の道
第8章 2000年のビジョン―世界経済・日本経済はこうなる