出版社内容情報
五輪金メダリストが書いた
今よりもっと強くなれるメンタル術
どんなスポーツも、頭で考えてプレーしないと強くなることはできません。
ましてや、バドミントンのように相手と向き合って対戦する競技はなおさらです。
メンタルは試合の行方を左右するもので、技術よりも大切だと思います。
言い換えるなら、強いスマッシュを打つ技術がなくても、
ガッツがあれば勝てるのが、バドミントン。
からだが小さい私が勝つためには、誰よりも考える必要がありました。
相手の表情を観察し、相手の苦手なところを突き、
自分のペースになったら一気にたたみかける。
負けん気の強さも相まって、どんな試合も最後まであきらめませんでした。
そのように、メンタルが具体的な効果となって現れたのが、
2016年リオデジャネイロオリンピックの金メダルです。
私たちの試合を見た子どもたちの中には、「自分もオリンピックに出たい」
「日本代表になりたい」「もっと強くなりたい」と思う人がいるかもしれません。
そんなに人たちに、こう伝えていきたいと思っています。
「バドミントンはメンタルが一番大事だよ」と。
それが現役を引退した私の使命でもあると感じています。
(本書「はじめに」より抜粋)
内容説明
簡単に勝てるわけがないから簡単に負けはしない。自分の力を引き出し、結果を出すためにはいつも同じ心もちでいることが大切。金メダリストが実践してきた「当たり前」は負けずに生きるためのヒントになる!もっと強くなりたい人へ贈る結果を引き出すメンタル術。
目次
第1章 バドミントンをよく知る
第2章 練習でのこころの持ち方
第3章 試合時のメンタル
第4章 プレーごとのメンタル
第5章 パートナーとの意思疎通
第6章 ジュニア育成の心がけ
著者等紹介
〓橋礼華[タカハシアヤカ]
地元奈良県の橿原ジュニアでバドミントンをはじめ、2000年の全国小学生大会(5年生以下の部)で優勝。中学から聖ウルスラ学院英智(宮城県)に進学し、2008年のインターハイでは団体、女子ダブルスの2冠に輝いた。このときダブルスを組んだ1年後輩の松友美佐紀と世界を目指すことになる。高校卒業後は日本ユニシスバドミントン部に所属し、「タカマツペア」で2011年全日本総合選手権に初優勝。以降、3連覇を含む5度の優勝を果たす。国際大会では2016年の全英オープンに優勝するなど活躍し、世界ランキング1位で迎えた2016年リオデジャネイロオリンピックでは念願の金メダルを獲得した。2020年8月に現役引退。引退後は講習会、メディア活動などを行い、2021年4月からは日本バドミントン協会のジュニア日本代表コーチを務める。1990年4月19日生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。