片手袋研究入門―小さな落としものから読み解く都市と人

個数:
電子版価格
¥2,376
  • 電子版あり

片手袋研究入門―小さな落としものから読み解く都市と人

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月22日 04時48分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 191p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784408338651
  • NDC分類 383.4
  • Cコード C0030

出版社内容情報

なぜ路上に落ちている手袋は片方だけなのか。焦点を合わせると見えてくる街、暮らし、社会との関わり、物語。考現学の最前線。

内容説明

片方だけで現れる彼らの正体とは?発見すれば必ず撮影し、ひとつの片手袋からあらゆる妄想をふくらませる。研究に明け暮れた十数年で得た、約5000枚におよぶ膨大なデータから見えてくる世界とは―。「片手袋とは何か?」を知ろうとする人のための“研究入門書”!

目次

第1章 片手袋分類図鑑(目的で分ける;過程で分ける;状況・場所で分ける(放置型編;介入型編))
第2章 片手袋の現場(片手袋の聖地築地;道路と片手袋;拾得物としての片手袋 ほか)
第3章 創作物の中の片手袋(片手袋は悲しい;片手袋は季節を感じさせる;片手袋はおかしい ほか)
最終章(「片方」とは何だろうか?;「手袋」って何だろうか?;片手袋の定義 ほか)

著者等紹介

石井公二[イシイコウジ]
1980年、東京生まれ。片手袋研究家。玉川大学文学部芸術学科卒。2013年に神戸ビエンナーレ「アートインコンテナ国際展」に入選、奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キク

65
宇多田ヒカルがここ10年くらい、インスタで道で見つけた落とし物の写真をUPしている。「マツコの知らない落とし物の世界」で「きっかけは皇居の近くに落ちてた『関西マニアック人妻投稿』というDVDだった」と語っていた。びっくりするマツコに「片手袋の専門家もいる」と言ってたので、「おぉ、宇多田が言ってたのはこれか!」と手に取った。著者は20年かけて5000枚の片手袋の写真を収集したとのこと。誰かがガードレールにぶら下げてあげた手袋(著者は「介入型」と分類している)は放置型よりも多いそうだ。みんな、結構優しいんだな2023/03/23

shikashika555

44
路上他に落ちている片方の手袋ばかりを撮影し、それらの用途や発見場所ごとに分類し、その由来を考察した、一大片手袋研究書である。 こんな本があるのか。 片手袋の撮影のみならず、片方の残った片手袋を捨てられずに溜めている人の聞き取りレポートまである。 創作物の中の片手袋の項も楽しく読めた。2021/06/14

あじ

33
片手袋の落とし物に限定した考察を、読者置いてけぼりの独壇場で仕切るミステリアスなホビー本。名優トム・ハンクスも【片手袋】写真をSNS投稿しているなんてチョー意外!◆掴みはバッチグー、しかし“分類”に割くページが流暢で退屈に感じた(そこまで説明頂かなくとも理解の範疇)。日々移動し形態を変化させる片手袋の現場で、総合的な考察とメリハリある紙面を作って欲しかった。★3/52020/01/17

ばんだねいっぺい

30
「てぶくろをかいに」だと思ったらそっちの絵本か。小学生のとき「反対からいってみて」と言われて6回叩かれたことを思い出した。棚いっぱいの落とし物の袋の悲哀が胸に迫った。2020/06/06

アナクマ

27
ネタ尽きぬ考現学/路上観察学系の在野研究記。厳格なルール設定やチャート式分類図に感心。同好の会の発足、現代美術への接近、出版に社会の爛熟を見る。◉初拾いに「電撃…人生の中でも最も重要な瞬間」を感じ、偶然性を守ることを自らに課し「見向きもされない存在」に光をあてる著者。あらゆる物事に意味を見出せる〈ヒト〉の面目躍如。◉「片方とは何か?」「あるからないが生まれたのだし、ないからあるを感じられた」からの〈ない風景を撮る遍路〉などは狂気の沙汰(笑)。まったく良いテーマを拾った/そして育てたものだと思う。→2023/06/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14571373
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品