出版社内容情報
ダイレクトに地形を感じさせてくれる「谷」のつく駅、「山」のつく駅。ホントに谷や山があるのか? 駅名と街の秘密に迫る本。
内容説明
東京の地形が凸凹していることが広く知られるようになり、渋谷駅が「谷」にあってどこに行くにも坂であることもすつかり有名になりました。では、同じく「谷」がつく千駄ヶ谷、四ツ谷、市ヶ谷はどうでしょう?駅名の由来はさまざま。駅の立地を表す場合もあれば、住居表示だったり、近くの著名な地名にあやかったり。答えを知る前に、駅名から、地形散歩を始めてみましょう!
目次
序章 地形を示す駅名はJRと私鉄でこんなに違う!
第1章 「山」の付いた駅名いろいろ
第2章 「山」の付いた駅名“考察編”どういう経緯でその「山」に?
第3章 実は低地にも多かった!?「丘」「台」駅名いろいろ
第4章 ぐるり一周、山手線の地形を見てみよう
第5章 好まれ避けられ様々な!?「谷」の付いた駅名
第6章 地域を物語る「坂」「島」駅名
著者等紹介
内田宗治[ウチダムネハル]
フリーライター。1957年東京生まれ。実業之日本社で旅行ガイドブックシリーズ編集長などを経てフリーに。旅と散歩、鉄道、自然災害、産業遺産に関するテーマで主に執筆。廃線跡歩きと廃川(はいせん)跡歩き、「歩き鉄」(歴史ある路線沿いを歩き尽くす)を実践中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
岡本
101
東京周辺の駅名の由来を追ってみると旧国鉄と私鉄で名前の付け方が異なる事に気付いた著者が纏めた一冊。「山」「谷」「丘」「台」「沢」「窪(久保)」など一見すると地名から取っているのかと思いがちだが、必ずしもそうではなく面白さを感じる。著者の考察や調査が中心だが、鉄道会社やOBへのインタビュー等があると真実が明らかになるのでは、と思ったり。軽く読める一冊。2020/06/12
氷柱
6
676作目。3月3日から。都内に住んでいる人にはおすすめの1作。地名の謎を紐解くことができる。ただ東京都の区部を中心に絞られているとは言いつつも、扱いがそれなりの広範囲に渡るのでひとつひとつの項目で述べられている内容はそこまで深くない。それでも地名に対しての興味を持つきっかけには十二分になりうるので、特にお住まいの地域や使用頻度の高い駅、通過する駅なんかは調べておいて決して損はないだろう。2021/03/06
アセロラ
6
駅名の由来がその付近の土地からきていることなど、載っています。東京以外も全国どの駅も様々な由来があるだろうし、読んでも私は「なるほど」ぐらいでした。よく行く、またはよく行った場所なら興味を持てました。2018/12/16
kk
3
地形の本というより、駅名の考察の方がメインかな。2018/10/08
U-G.Kintoki
2
視点としては面白い。もっと掘り下げられそう。2019/01/04