出版社内容情報
理論派であり、心理戦に長けたプレーヤーとして活躍した平野早矢香が、卓球におけるメンタル術を初めて解説する注目の書。
内容説明
毎日の意識の積み重ねでメンタル力の差が出る!どんな時も「自分を受け入れる」覚悟があれば不安が減り、メンタルを強くもてます!弱かった自分を強く変えた平野流メンタルコントロール術。
目次
1 卓球におけるメンタルの重要性
2 メンタルトレーニングの準備
3 練習時のメンタルコントロール
4 各プレーと場面で意識するメンタル
5 チームづくりに必要なメンタル
6 ジュニア選手のメンタル育成法
7 究極のピンチでも崩れないメンタル
著者等紹介
平野早矢香[ヒラノサヤカ]
5歳で卓球を始め、仙台育英学園秀光中等教育学校・仙台育英学園高等学校に進学。卒業後ミキハウスに入社し、18歳で全日本卓球選手権・女子シングルス初優勝。その後2007年度から全日本3連覇を達成、通算5度の日本一に輝く。オリンピックでは2008年北京大会団体戦4位、続く2012年ロンドン大会では福原愛、石川佳純選手とともに団体戦で銀メダルを獲得。男女通じて日本卓球史上初の五輪メダリストとなった。世界選手権では14大会に出場し5つのメダルを獲得している。2016年4月に現役引退。現在はミキハウススポーツクラブアドバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マツさん
7
表紙の作者の表情の柔らかさが、現役時代とまるで違う穏やかな笑顔です。 息子が卓球を始めたので読んだのですが、仕事にもメンタリティにおいて共通することは多かったです。技術、練習量とメンタルとは切り離すものではない。子どもには練習量した自分に自信を持って試合に挑んでほしいところ。2023/02/14
屋根裏部屋のふくろう🦉
6
平野女史といえば世界選手権団体戦で絶体絶命のピンチに立たされながら耐え忍んでの逆転勝利があったのでメンタルの強い人だという印象がある。卓球では球に触っていない時間が80%を占めるんだと。そうなると卓球は心理戦ですな。2.7mの間でボールを打ち合うわけだから、瞬時の判断が求められる。🏓 ネットで過去の試合を見ていると、サービスに入る前に相手の顔をじっと見ている場面が多い。あれは相手の表情、目の動き、呼吸から相手の状況を掴み取り次の一手を模索しているわけだ。ふむ、なかなか奥深いもの有之。2022/05/21
読書のお兄さん
6
卓球一試合の時間の8割は球を打ってない!球を打ってる時間はほんの2割!だからこそその8割の時間で、敵を観察し己と向き合い、勝利の道を探し出す。己の性格、己の癖、何が得意で何が不得意なのか、どうしたいのかどうなりないのか、メンタルの強化は己をよく知るところから始まるのですね。平野早矢香さんも、メダリストである前にひとりの弱い人間で、そんな弱い自分の内面をさらけ出しながら書かれている本書は、強い説得力をもった良書だと思います!イエイ!2018/06/29
sakamocchihappy
1
普段の練習に対する姿勢(緊張感・練習の意味・技術習得までの期限etc.)と、その積み重ねがその後大きな差として表れることが、著者自身の体験談とともに丁寧に書かれていた。卓球という競技の枠を越えて違う分野の第一人者に教えを請う、著者の学びの姿勢や向上心は是非見習いたい。一見当たり前のことのように思える選手目線、指導者目線の心構えの記載内容も、五輪で結果を出した著者の言葉となるとより一層腹落ちする想いで受け容れられた。卓球以外の競技でメンタル強化を望む人にも薦めたい一冊だ。2021/09/03
Wataru Kondo
0
至って当たり前の心がけが書いてある。 ただ、卓球の試合の打ちボールを打っている時間が2割、それ以外の状況から相手の情報を読み取ることを心がける、というのは大事だと思った。 日々の心がけ。気の持ちよう。自分自身の心の状態の分析が重要。2019/08/01