内容説明
ペットや家畜など、人間にとって身近かつ欠かせない存在である動物。どのように人間と出会い、人間の役に立ち、時には脅威となり、あるいは人間によって絶滅させられ…イヌやネコ、鳥類、魚類、昆虫など、さまざまな生きものと人間との交わりで読む日本と世界の歴史。
目次
1 歴史上で活躍した生きもの
2 動物好きの偉人たち
3 人間を恐怖させた生きもの
4 人間の手で絶滅の危機に陥った生きもの
5 兵器利用された生きものたち
6 生きもののはじめて物語
著者等紹介
宮崎正勝[ミヤザキマサカツ]
1942年東京生まれ。歴史家。東京教育大学(現・筑波大学)文学部卒業。元・北海道教育大学教授。中央教審議会社会・地理歴史・公民部会専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Roti
6
人類史における生きもの、動物との関係をテーマ別、生きもの別に短い文章で紹介する雑学本。人とペット・家畜、絶滅した動物、軍事目的で使用された動物、惨禍をもたらした動物など様々な小話が記載されている。切り口としては面白い。大量の兵士が死んだためフグ食を禁じた豊臣秀吉、同じく無駄に武士が死ぬことを防ぐために禁止した吉田松陰、それを産業復興のために解禁した伊藤博文の話など。2017/11/05
イシカミハサミ
2
人類とその他の動物たちとの歴史を読む。 こういうの読むと欧州人のことを本当に嫌いになってしまう。 日本って平和。 エゴと付き合う。2018/10/07
ギカシギ
1
生物という角度から語られる世界史。雑学的な本ですが、それぞれの話に笑い話やオチがあって、楽しく読めます。勲章を与えられる鳩、軍の兵士として登録された熊、人間と同格の待遇を受ける生き物たちの話を聞くと、人間と他の生物との壁が薄くなるような感覚(何だそれ)を受けてほっこりします。 個人的に、撲滅され慰霊碑を建てられたミヤイリガイの話が一番印象に残りました。彼らにとっては悲劇としか言いようがない。建てようと思った人の気持ち、分かる気がします。2017/09/26
うたたね
0
単なる動物の雑学本。地雷犬とか頭がオカシイとしか思えないエピソードも。動物を生き物として認識できない奴を罪人として処罰できないものだろうか…2022/08/18
kzm
0
軽くサラサラっとした読み物。兵器として様々に動物が使われたことを知った。2020/02/09