出版社内容情報
歴代総理の姻戚関係の結び方や邸宅、別荘は時代とともにどう変わってきたのか。詳細家系図と関係者のプロフ500人以上掲載。
内容説明
戦争に向かう内閣から終戦処理、戦後政治を経て平成の内閣へ。歴代総理はどんな家に生まれ育ち、どんな縁組をしてきたのか。通史で見えてくる、47人の総理の住み方と家族のあり方の変化。
目次
第1章(政党政治の光芒;田中義一 ほか)
第2章(戦争への道;廣田弘毅 ほか)
第3章(占領下の悲哀;東久迩宮稔彦王 ほか)
第4章(世田谷の時代;池田勇人 ほか)
第5章(マンションと議員宿舎;宇野宗佑 ほか)
著者等紹介
竹内正浩[タケウチマサヒロ]
1963年、愛知県生まれ。文筆家。地図や鉄道、近現代史研究をライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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緑のたぬき
1
お屋敷と言うより、昭和平成の総理、有力者近辺の家系図本。昭和まで読了。総理近辺の親戚は薩長熊本、佐賀藩の士族階級出身が多い印象、有力士族の子孫が東大、京大、慶大あたり出て(地帝はほぼいない)政治家、実業家になり、皇族、三菱財閥子弟と結婚し、最後は大手企業の理事、役員多い。明治維新以降、南方勢力に乗っ取られてる感がある。弱小藩出身者が少ない。有力者同士でこれだけ婚姻関係結んでると、上位層はみんな親戚とかになってそう。上級国民とはこういう人らの子孫のことなのか。2023/07/15
hitotak
1
昭和時代や、平成の2世3世総理の家系図は閨閥あり、社会的地位の高い親族ありで書ききれない位繁栄している。逆に革新政党出身者の家系図はあっさり、シンプル。こんなにたくさん家系図を見たことなかったけどなかなか興味深く、じっくり眺めた。歴代総理の政治的業績よりも人となりや親きょうだいの紹介が充実していて、田中角栄はリポDが好きで1日5本飲んでたとか、竹下登はマルクスかぶれで娘にまる子と命名した(しかも○子と届出、却下される)とか、面白エピソードも色々載っていて楽しかった。2017/10/09
あきこ
1
かなり興味深い。明治維新のころからの政治家と財界、官僚のつながりがよくわかる。東大を出て官僚、そして政治家、政治家または財界の大物から嫁をもらう。コネと財力を得て権力につながる様子がよくわかる。それを手にする実力ももちろん持ち合わせていたのだろう。最近の二世議員はどうなのか?生まれながらにコネと財力はあるものの胆力はどうかな。お屋敷も見られるものなら見てみたい。2017/10/06