内容説明
宗教がわかると「現在(いま)」が見えてくる。それぞれの宗教の起源・戒律からゲンジあの政治情勢まで、すべてを網羅。
目次
第1部 世界の三大宗教(キリスト教;イスラム教;仏教)
第2部 世界の主要宗教(ヒンドゥー教―生活に深く根ざした信仰;ユダヤ教―信者の選民意識と厳格な戒律;中国の伝統的宗教―今も息づく儒教と道教の教え ほか)
第3部 日本の仏教(伝来―政争の道具から国家宗教へ;発展―奈良仏教と南都六宗の興隆;天台宗―信ずれば誰もが成仏できる ほか)
著者等紹介
星川啓慈[ホシカワケイジ]
1956年愛媛県生まれ。筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科単位取得退学。アメリカとイギリスにて学ぶ。東京大学・慶應義塾大学・筑波大学をはじめとして、多くの大学・大学院で講師を務める。大正大学文学部教授。博士(文学)。専攻は、宗教学・宗教哲学・宗教間対話論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よーだ
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宗教入門者の自分には簡単にまとまってて良かった。これを読んで改めて思ったのが日本人はあまり宗教についてあまりポジティブなイメージは無いだろうし、宗教イコール危険みたいに思ってる人もいると思う。これからのグローバル社会を考えるとキリスト教とイスラム教だけでも学問として教育したほうがいいのかなと思った。それだけで国際社会の理解がぐっと深まるはず。2017/07/23
酩酊斉案山子
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なぜ仏教は西から東に伝播したのに道教や儒教は東から西に伝播しなかったのか?という疑問は途中で「そもそも広範囲に撹拌したのが3つしかねえ」でほぼ自己解決したが仕方なく最後まで読んだ。なんで3つしか世界宗教にならなかったのかは、ユダヤ教や現在は入信を受け入れないゾロアスター教を除いては、まだよくわからない。2014/09/22
セコムマサダ
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簡単に纏まっているので、基礎知識を得るのには割りと良いんじゃないかと思う。自分は知らなかったことや忘れていたことが山ほどあった。ただ同じような他の本と比べてどうなのかは不明。2012/10/23
waka__1225
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さっと読み進められるくらいの分量で、三大宗教からそれにつながる政治や国際情勢のことまで触れてあって、全然宗教に触れていないという意識の自分にはとても興味深い内容ばかりであった。入門書としてとても素晴らしいコンパクトな一冊だと感じられた。2011/06/09