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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
51
江戸の風俗が丁寧につづられていきます。女にまつわる話が語られる中に切なさや侘しさが感じられました。絵師たちは描けないものを描こうともがきます。江戸時代は職に関係なく、時代と人々に受け入れられているような気がしました。2015/11/03
キジネコ
27
江戸の町の夜は深い、人の心は闇に染まり別な生き物に変わる「人斬り」、可愛い顔を見せるのは惚れた男にだけなのさ、大らかな男女の交わりと操の立て方は人それぞれ「矢返し」、歌麿の死水とった女が胸を病み死期がせまる、惚れた男の迎えを待ちながら見せる美しさは陽炎の様に儚い、月明かりの中迎えに来た男は誰?「再会」養子縁組の末に御家人となった栄の弟無骨ものの太吉郎、侍に嫌気がさして絵師・町人となった善次郎、男女のことで すれ違う優しさが微笑ましい「春あさし」書けないものを書こう、見えないものを見ようと藻掻く絵師達の粋。2013/06/10
まーしゃ
24
一巻とはちょっと変わって女性が中心に物語は進みます。活気のある江戸の町に人の哀愁とか… 感慨深い2017/08/24
begemot
2
百日紅は、『百物語』と並んで、彼女の傑作のひとつと思います。
イカカイガカ
1
前書きのような形で村上龍の文章がある。杉浦さんの作品の良さを端的に表しているように思う。〈杉浦日向子の作品には、「民主主義なんかなかった時代に、いいことやうまいものはいっぱいあったんだなあ」というムードがあって、楽しい。それは彼女が自分の自我に(本当はそんなもの誰もないのだが)江戸を引き寄せ重ね合わせる様な愚かなことをしていないからだろう。〉2020/04/04
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