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内容説明
人間が他の動物と違う特長は、「考える」という点にあり、生まれたときから「勉強するのが楽しくてしかたがない」というのが自然な姿である。いろいろなことを興味を持って学び、考えることによって、我々人間の頭脳はどんどん発達していく。形あるものに接触し、体を使って体験し経験して、そこに共通に存在する法則性を見出し、自分の中に確立する「学ぶ」という活動は、数学を学ぶときにもっとも顕著に現れる。このような「数学的発想」による勉強法は、英語や他の分野の学習にも応用できる。当たり前のようなこと、わかったつもりのことでも、よく考えてみると意外な側面がみえてくる。「わからなくてもよいから、暗記すればテストの点がよくなる」という意見もあるが、それは最悪である。その時は少し点数が上がるかもしれないが、かけがえのない「考える能力」を減退させているのである。本書は「数学も暗記すればよい」などという頭を悪くする勉強法ではなく、ひめられた能力を引き出し、真の実力(すなわち本当に考える力)をつけるには、どのように楽しく、しかも楽に勉強すればよいか、を説いている。これこそが「数学的発想」勉強法である。
目次
第1章 頭がいいとはどういうことか
第2章 頭をよくする勉強内容
第3章 能力はどのように育つか
第4章 「数学的発想」で頭をよくする勉強法
第5章 頭をよくする数学の勉強法
第6章 知的好奇心から文化としての数学を学ぶ
第7章 数学にコンピュータをどう活かすか
第8章 社会の中で数学はどう役立つか
第9章 なぜ英語ができないのか
第10章 頭をよくする英語の勉強法
第11章 「数学的発想」で頭をよくする生き方のコツ