内容説明
東大教授にして大富豪、近代日本が生んだ最高の哲人が自ら綴った努力と奮闘の一代記。
目次
1 少年時代
2 苦学時代
3 大学生活を語る
4 ドイツ留学
5 教授時代
6 私の家庭生活
7 人と事業
8 人生即努力、努力即幸福
著者等紹介
本多静六[ホンダセイロク]
1866(慶応2)年、埼玉県菖蒲町(当時は河原井村)生まれ。苦学の末、84(明治17)年に東京山林学校(のちの東京農科大学、現在の東大農学部)に入学。一度は落第するも猛勉強して首席で卒業。その後、ドイツに私費留学してミュンヘン大学で国家経済学博士号を得る。92(明治25)年、東京農科大学の助教授となり、「4分の1天引き貯金」と1日1頁の原稿執筆を開始。1900(明治33)年には教授に昇任し、研究生活のかたわら植林・造園・産業振興など多方面で活躍するだけでなく、独自の蓄財投資法と生活哲学を実践して莫大な財産を築く。52(昭和27)年1月、85歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaede0914
1
初めて聞く名であったが、埼玉県では本多静六博士奨学金という今にも残る制度を作った素晴らしい人物。自伝なので、どこまでが本当かわからない部分もあるが、「人生即努力、努力即幸福」はシンプルでわかり易い。昭和初期から、職業道楽化→三昧境地など、今の時代にも残っている考え方であり、良いのかどうか悩むところ。人相ならぬ、林相という考え方は、流石、林学博士といったところ。著者は、1日1頁の行をやっており、著書が多いとのことなので、探し手読んでみようと思う。2022/04/14
だいすけ
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お金との付き合い方を勉強している時にたまたま出会った本です。恥ずかしながら当時は名前すら存じ上げませんでした。常に努力で道を切り拓いてこられた方です。2016/02/28
ポルコ
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人生最大の幸福は家庭生活の円満と職業の道楽化である。 苦痛でもなく、負担でもなく、義務でもない状態。2025/05/02