出版社内容情報
江戸時代のベストセラー「都名所図会」のイラストを通して、200年前の京都と現代の京都を比べて歩き、その変遷をたどります。
内容説明
詳細なイラストで京都の名所をガイドした江戸時代のベストセラー『都名所図会』。細かく描きこまれた絵図を覗きこめば、今も変わらぬ京都の名所の姿もあれば、現代からは想像もできないような景色も…。全6冊の原著の中から、今も人気の神社・仏閣、見どころを中心に、現在の姿と200年前の景観を見比べて楽しめる「名所」を厳選。京都の町歩きがますます楽しくなるエピソードも満載の1冊。
目次
序章 『都名所図会』とはなにか―全国の観光ガイドの先駆けになった絵草子
第1章 洛中を歩く―上京区・中京区・下京区(内裏之図―江戸時代、内裏のすぐそばを自由に通行することができた!?;葵祭―江戸時代と異なる現代のプログラム、さて、どこがちがう? ほか)
第2章 洛北・洛東を歩く―左京区・東山区(八坂神社―現在の西楼門はメインの入口ではなかった!?;祇園祭―山鉾巡行のルートがいまとまったくちがう!? ほか)
第3章 洛西を歩く―右京区・北区(龍安寺―江戸時代の見所は「石庭」よりも「池」!?;愛宕寺―「あたごやま」の近くにあるのに、なぜ「おたぎでら」と読む!? ほか)
第4章 洛南を歩く―南区・伏見区・宇治市(平等院―江戸時代の人々を魅了!極楽浄土を体現した梵鐘;東寺と西寺古跡―五重塔は二つあった!?消えた寺院の謎 ほか)
著者等紹介
天野太郎[アマノタロウ]
兵庫県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期・後期課程、および同研究科助手を経て、同志社女子大学教授。地理学、観光学、地域開発について研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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