内容説明
江戸時代には唯一の海外の玄関口として独特な文化を持つ長崎県。また文化だけでなく、多くの島や半島を有することから地理や地形から見ても、面白い話が多い。本書では「なぜ、秋の大祭を『くんち』と呼ぶ?」「日本で一番最後に築かれた城が五島列島にある」「対馬は人の手で三つの島に分断された!」「壱岐焼酎の原料が大麦なのは節税対策?」など、長崎県の地理、地図、地名の“うったまぐる”不思議ネタ満載。
目次
第1章 産業・風習から長崎を知る(まるで長崎のポンペイ?地中に埋まる長崎鉄道の旧駅;長崎の一大歓楽街にある思案橋現在の姿は間違いだった! ほか)
第2章 長崎にこんなにある日本一&日本初(坂と海にまつわる長崎ならではの「食」と「住」;日本初の公営ゴルフ場はどうして雲仙に造られた? ほか)
第3章 地名に隠された長崎の秘密(「長崎」という地名が表す日本一長い海岸線の成り立ち;長崎県に佐賀県があった?士族の反乱が招いた県境の変遷 ほか)
第4章 長崎の地図を広げて過去を探る(『蜻蛉日記』の「みみらく」は都から遠く離れた五島列島にあった!?;出島はどうして扇の形をしている? ほか)
第5章 外国とのつながり深い長崎の歴史(眼鏡橋のルーツは中国?それともポルトガル?;江戸時代に隆盛を誇った安禪寺なぜ今は見る影もなくなった!? ほか)
著者等紹介
村崎春樹[ムラサキハルキ]
1946年、長崎市生まれ。2009年より、長崎史談会幹事となる。長崎市市民協働事業である長崎伝習所「孫文・梅谷庄吉と明治大正長崎事情塾」を主宰し、情報誌『孫文・梅谷庄吉と明治大正長崎事情』を発行。2014年より長崎市、諫早市公民館講座講師、私立瓊浦高等学校長崎検定講座講師を務めるほか、長崎近世文書研究会会員の肩書きをもち、長崎国際観光コンベンション協会のさるくガイドなども行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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