凸凹地図でわかった!「水」が教えてくれる東京の微地形散歩

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784408109855
  • NDC分類 454.913
  • Cコード C0025

内容説明

丘の上は大邸宅、谷底は庶民の暮らし。100年前の地図を立体化!浮かび上がった台地と川の歴史を歩く。

目次

第1章 川を動かし海を陸地に(江戸時代)―銀座・日比谷・御茶ノ水・赤坂(御茶ノ水と神田川―都心部の今の地形は、江戸時代初めに改造されたもの;銀座・日比谷・丸ノ内周辺―皇居前広場や大手町、日比谷一帯は、入江の海銀座は半島だった 現在その痕跡がある!? ほか)
第2章 川を見下ろす権力の館―目白台・早稲田・水道橋・小石川(目白台と音羽の丘 神田川中流域―総理大臣の邸宅が連なる南向きの丘;早稲田・小石川界隈―池のある大邸宅群の存続と消滅。運命の分岐点とは)
第3章 複雑な谷が生んだ文化―麻布・六本木・高輪・白金(古川沿岸、港区周辺の台地概説―「古い地形」「無秩序に多い坂」に育まれた、山手特有の文化;麻布・六本木・飯倉界隈―「丘上の屋敷町」と「崖下の地」との断絶を散歩する ほか)
第4章 廃川跡 消えた川と取り残された川―渋谷・新宿・谷中・王子(明治神宮・竹下通り・渋谷川下流―さすがパワー水!?清正井の水が地下を流れだしたら、竹下通りが大発展;王子・滝野川・谷中―上流を奪われた藍染川、渓谷が生まれていった滝野川 ほか)
第5章 高い所に作られた川―玉川上水・三田上水(玉川上水―「奇跡のような西高東低の尾根」が可能にした江戸の上水道;三田上水・千川上水・青山上水―都心の台地に続く分水界を、うねうねと、みごとにたどった水路)

著者等紹介

内田宗治[ウチダムネハル]
フリーライター、編集者。1957年東京生まれ。早稲田大学卒業後、実業之日本社入社。旅行ガイドブック編集者、経済誌記者を経てフリーに。鉄道旅行ライター、地形(川と湧水)散歩ライター、地震防災ライターとして取材執筆の仕事が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いくっち@読書リハビリ中

6
凸凹地形図がこんなにもわかりやすいとは!台地と谷が一目でわかるので、川位置も一目瞭然。京浜東北線沿いの崖地も歩いてみたい。2014/05/24

新平

5
普通に見かけるような地図(帝国書院の地図帳)だとわかりにくい微細な標高差を、フリーウエアのカシミール3Dを利用して製作した地図で読み解く。印象に残ったのは、1.御茶ノ水付近の神田川の「渓谷」は、江戸時代の初めに、治水のために川の方向を変えて切り開かれた。2.江戸時代初めまで、日本橋と銀座は半島で丸の内と新橋は入江だった。3.玉川上水を「奇跡のような西高東低の尾根が可能にした江戸の上水道」と称している。羽村堰から四谷大木戸までの43キロメートルを92メートルの標高差で水が流れる。太宰治が自殺した時は今より水2015/11/29

yyrn

2
なんとなく感じていたことを、とてもわかりやすく教えてくれる面白い本だった。以前に読んだ『東京スリバチ地形散歩』と同様、この手の本が読んでいて楽しいのは、かつて行ったことのある場所をより鮮明に思い出すことができるから、だろうか。猛暑を避けて天気の良い日に東京のあちこちを歩き回ってみたいモノだ。 2013/07/21

トモロー

1
興味深い話なのだが、やはり実際に歩いてみないと面白さを感じにくい。また都内に住んだら、この手の本を片手に散歩してみたい。2023/03/07

takao

1
ふむ2021/06/10

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