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じっぴコンパクト新書
日本人なら知っておきたい名前の由来、名付けのいわれ

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408109763
  • NDC分類 288.1
  • Cコード C0236

内容説明

日本書紀に最初に登場する国常立尊の古代から、日本人の個人名の付け方には、時代ごとの決まりがあり、流行があった。「みこと」や「まろ」は消えたが「ひこ(彦)」は現在も残る。芸能界のアイドル名に限らずとも、キラキラネームと言われる流行の名付け方にも、子どもへの祈りが込められていることに違いはない。古代から現代まで「名付け」の意味と流行を考える。人名に使える漢字一覧表つき。

目次

第1章 古代の日本人
第2章 唐に見習え 諱の誕生
第3章 太郎と一郎、次郎と二郎
第4章 兵衛、衛門、助、丞、進、太夫
第5章 明治の一氏一名令
第6章 大正・昭和の名前
第7章 平成の子供たち
第8章 沖縄の名前
第9章 女性の名前
第10章 外国の名前

著者等紹介

大野敏明[オオノトシアキ]
産経新聞編集委員。1951年東京生まれ。学習院大学法学部卒業。防衛研究所一般課程修了。産経新聞社で社会部次長、特集部長、大阪本社文化部長、千葉総局長、東京本社編集長などを歴任。亜細亜大学非常勤講師も務める。元東京医科歯科大学講師、元拓殖大学客員教授。日韓関係、防衛問題などにも詳しく、史料などを詳しく分析、歴史の真実に迫る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

RingWondeRing

4
覚えられないほどバリエーション多かったが、とにかくヘェ〜ってことばかりだった。時代が下るにつれ名前が「家」より「個人」そのものを示す傾向が強まり続けたその果てがDQNネームなのかな。名付けにあたり、日本ではどのように名付けが行われてきたのかを知りたい。諱とか通名とか、現代においてもどんな名がいいのかな?と思いルーツを知ろうと読みました。が、「名前は、時代時代でどんどん変化していくものだから変にこだわらない」で大丈夫かな、とちょっと安心しました。2013/12/21

まるまるた

1
明治になり個人が名前を持つ前までは、名前はどちらかというとその人が家系においてどういう立場なのかを示す符号のようなものに近かったよう。 著者は平成の名前のいくつかは「理解できない」と明記しているし、現代っこの名前はこういう史実に知識をもった人からは到底受け応えがたいものなのだとわかる。 個人的にはネットのDQNネーム辞典?にのっている名前をもつ私からすればなんとも言えない気持ちになるんだけどね(笑) でも、森鴎外とか著名なひとも変わった名前を子供につけているし、どうなんでしょうね、難しいよね、名前って。2013/06/09

papasan

1
名前というものは本来、自分を表す系図の役割をなしていたということを初めて知った。考えてみるとそのほうが自然であり、本来の姿であろうことは容易に考えつくが、現代の日本の命名方法があまりにも自由で無秩序であると感じる。明治維新の時に絶滅してしまった日本の命名の歴史は実は大変の出来事であったのではないか。日本の社会に家系図の習慣がなくなった理由が見て取れる。とても残念でならない。2013/05/14

いさ

0
「勘太郎は何故勘太郎なのか?」を解き明かす1冊。時代ごとの流行や、家字の解説など「なぜそう付けたのか?」を堀り込んでいる印象。2013/04/13

pocky

0
前半は歴史的なことになるので、歴史に詳しくないと少し難しい…。明治くらいからは読みやすくなったけど、新しい発見があったといよりは、名前のランキングを見ながら、そうだよな~と思うような考察が書かれている。2022/01/30

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