じっぴコンパクト新書
歴史を動かした男の逝きざま―晩節かくあるべし!

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  • サイズ B40判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784408109619
  • NDC分類 281
  • Cコード C0221

内容説明

『逝きざま』とは、人生の“後半戦”を男がいかに生きたかの証である。毛利元就が遺した「三本の矢」の本当の意味。世阿弥の“人生に通底する”芸能論とは?18人の男たちと2人の女丈夫の晩年に学ぶ。

目次

第1章 老いを超える(人間五十年…のごとく生きる―織田信長;生涯、前だけを見つめて進んだ画仙―葛飾北斎 ほか)
第2章 老いを楽しむ(風流に生きた数奇の遁世者―西行;悟ったうえで帰る―松尾芭蕉 ほか)
第3章 後を託す(諸芸道は一切無用に侯―毛利元就;旗を瀬田に立てよ―武田信玄 ほか)
第4章 老いを養う(平安王朝随一の実力者の栄光とその後―藤原道長;朝廷に弓引いた“尼将軍”―北条政子 ほか)
第5章 老いを終える(最期に存在を示した剣豪将軍―足利義輝;七十年の迷いの生涯を断つ―千利休 ほか)

著者等紹介

加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科卒業。同大学文学部研究員を経て、著述活動に入る。『歴史研究』編集委員、内外情勢調査会、地方行財政調査会、政経懇話会、中小企業大学校などの講師を務め、テレビ・ラジオの番組監修、出演など、多方面に活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちくわん

6
2013年11月の本。加来氏2冊目。登場20名。ちょっとどころでなく多すぎ。逝きざま(最期)をテーマにしたが、私には上手く描けたようには思えなかった。まぁ、企画倒れ。勝海舟の超・不良父、勝小吉を初めて知った。2019/05/02

maito/まいと

1
著名な人物から、チョットマニア向けな人物まで、歴史に名を残した者達の晩年に焦点を当てた一冊。といっても一人一人の解説はライトで読みやすいのだけど、そこに込められたメッセージは重く深い。晩年に「線一つ満足に引けない」と嘆いた葛飾北斎、数多の挫折を超えた先に生を悟った松尾芭蕉、「やってみなければ、何も出来ない」ことを失意の生涯で記した世阿弥 等々・・・達成した事項のみを見るのではなく、失敗が、障害が足元をぐらつかせても、懸命に逝きる姿勢こそ、学ぶべき背中。明日のために目を通したい内容だ2012/11/11

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