逆境を越えてゆく者へ―爪先立ちで明日を考える

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逆境を越えてゆく者へ―爪先立ちで明日を考える

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784408108964
  • NDC分類 159
  • Cコード C0030

内容説明

いかなる時も強く生きていく知恵と心根。すべての日本人が立ち返りたい、「新渡戸哲学」の真髄。100年を経ていま甦る、歴史的名著。―『修養』『自警』抄。

目次

第1章 逆境を越えてゆく者へ―『修養』第十章より
第2章 人生の危機は順境で起こる―『修養』第十一章より
第3章 決心を継続していくということ―『修養』第四章より
第4章 四つの力を貯蓄する―『修養』第八章より
第5章 臆病を克服する工夫―『自警』第五章より
第6章 人生の決勝点―『自警』第十一章より

著者等紹介

新渡戸稲造[ニトベイナゾウ]
1862年(文久2年)盛岡に生まれる。1875年(明治8年)東京英語学校に入学、その後農学を修めるため1877年(明治10年)札幌農学校に入学、1881年(明治14年)同校卒業。在学中に洗礼を受ける。開拓使などを経て、1883年(明治16年)東京大学に入学するも翌年退学し、アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学、さらにドイツで学ぶ。1891年(明治24年)帰国し、札幌農学校教授に就任。1901年(明治34年)台湾総督府技師に任ぜられる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Miyoshi Hirotaka

28
原点に戻る。大きな困難に会い、方向性を見失いそうな場合の基本動作。これができる限り、その人やその組織は生き残る。東京女子大の初代学長だった新渡戸稲造が精神修養と人格鍛錬の力添えとした珠玉の言葉が東北大震災直後に復刻された。心の井戸を掘るような言葉が続く。怠け心が先行する者にとっては、頭を殴られ、心の内を見透かされるようだ。新渡戸稲造は、東北、北海道で青少年期を過ごし、国際結婚、キリスト教受洗、武士道の出版、台湾総督府技師、国際連盟事務局という異文化との調和に生きた人。その至言は簡潔かつオーラに満ちている。2015/02/15

miu

16
むかしの5000円札!新渡戸稲造先生の有難いお言葉。逆境はただのマイナスではない。プラスにするのは自分次第である。順境こそ警戒せよ。たくさんの偉人たちを例に出し、この人たちでさえ大変だったのだから凡人のわたしたちは出来なくて当たり前、気にすることはない。と…新渡戸先生にそう言っていただけると、心強い!背筋がシャンと伸びました。逆境なんて乗り越えろ!そして味わいのある人生にするのだ!2015/10/02

abekinu

8
震災で被害に遭われた方々のために出版された本ですが、それ以外の事例で今逆境に直面されている状況(今の自分)でも心に響く本でした。逆境を乗り越えても、実は最も危険なのは順境のとき。つい堕落してしまう。慢心せずに失敗したときのことを考えリスクヘッジすること。そして一度決心したことを続けること、つまり志を継続することも大切。難しいことでなくても良い。継続することで自分に自信もつくだろう。2017/04/08

ぞね

4
なんだ、この「全ページ、金言」みたいな本は。 『絶対悲観主義』で薦められていたので読んでみたが、良かった。2023/02/24

Shohei I

3
新渡戸稲造博士の名著「修養」「自警」から、「苦難の時をいかに生きるか」をテーマとして編集された一冊。 本書で紹介されている桂小五郎の言葉「一日に十里の道を行くよりも十日に十里行くぞたのしき」が響きました。目の前の仕事を限界を超えてこなすよりも、長くできるよう心身を整えながら続けることの方がいい。いつかくる本当に大事なときのためにも、体力も気力も充実させつつ適度なペースを維持することが大事なんだと思いました。2025/02/26

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